無料で通える!! 職業訓練学校のすすめ

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出典:Unsplash

◆はじめに

職業訓練学校をご存知でしょうか?
なんとなく言葉は聞いたことがある、という方がほとんどなのではないでしょうか。

簡単に言うと、仕事に就いていない人(求職者)向けに開かれている無料で通える学校のことです。しかも!条件を満たせば、無料どころかお金を貰いながら通うこともできてしまいます。

普通、スキルアップのために学校に通うとなると、お金がかかるイメージがありますよね。異業種への転職を目指したいが、そういった学校に通うお金がないということがネックになってなかなか動き出せない。

そういった方でも、この制度を活用すればコストを抑えて興味ある業種のスキルを身に付けたり、異業種での就職を目指すことが可能になるかもしれません。

私自身、会社を辞めるまでは詳しくは知らなかった制度でしたが、実際にこの制度を知り職業訓練学校に通ったことがあります。

今後のキャリアを考えている方にとっても、これは知っておいても損はない情報なのではと思い、その概要や実体験についてまとめることにしました。

 

 

 

 

 


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出典:Unsplash

◆職業訓練学校とは?

まず、職業訓練学校についての概要です。

求職者が無料で受けられる職業訓練制度には大きく2つあり、「公共職業訓練」と「求職者支援訓練」に分けられます。両者には、雇用保険を受給できる求職者向けか、受給できない求職者向けか、という対象の違いがあります。

雇用保険というのは、仕事を辞めた人が生活の心配をしないで再就職に向けた活動ができるように支給される手当のことです。手当には受給できる期間があり、その期間中か、期間終了後かといったタイミングによって利用できる訓練制度が変わってくるということです。

公共職業訓練の場合、学校に通っている間はその雇用保険の受給期間が延長されたり、
求職者支援訓練でも、条件を満たせば雇用保険とは別の受講給付金を貰いながら通うことができたりします。

 

 

 

 

 


◆学校の種類や期間

訓練学校には都道府県が実施するものと、資格学校や専門学校といった民間教育機関へ委託され実施されるものがあります。

受講できる訓練コースは地方によって異なる可能性はありますが、IT、会計、不動産、観光、医療事務、介護、電気・機械、理容・美容など幅広いです。

期間はそのコースによって異なり、3ヶ月や6ヶ月、1年なんてものあります。

 

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出典:Unsplash

 

 

 


◆実際に通ってみて

訓練学校や雇用保険について一般的な説明をしている記事はネット上にたくさんありますので、
ここでは実際に通ってみてどうだったかという話をします。

私の場合、雇用保険の受給が開始されてから、まず雇用保険を受給している求職者向けの「公共職業訓練学校」に応募しました。WEBデザイン系の学校だったのですが、志望動機などによる書類審査で落ちてしまいました。

というのも、ハローワークで伺った話によるとIT系のコースは人気で倍率も高く、特に異業種への就職希望者が優先されやすいということもあり、前職がIT企業だった私にはそれが不利に働いたかもということでした。

結果が出てから別の学校にすぐ応募すればよかったのですが、そこでの〜んびりしてしまい、気づいた時には残りの受給日数が短く公共職業訓練学校への応募条件を満たすことができなくなってしまいました。(応募には一定の受給残日数が必要です)

そのため、残りの選択肢として「求職者支援訓練」に応募することにしました。
こちらでも同じようなWEBデザイン系の学校を志望したのですが、「公共職業訓練」よりは全体的に倍率が低かったです。

 

また、「公共職業訓練」と「求職者支援訓練」という入り口としての制度は異なっても、実際には同じ学校なんてところもありました。

応募にあたり、学校見学会にいくつか参加した上、志望動機などの書類選考と面談を経て無事合格することができました。学校は6ヶ月の平日夕方〜夜の午後コースに通っていました。

 

当初、なんとなく訓練学校のカリキュラムはしょぼそうなイメージがあったのですが、その学校の運営会社はWEBサイト制作事業もしているところだったので、講師も現役でモダンで実践的な技術を学ぶことができました。

学校には職業訓練受講給付金として、月10万円+交通費を貰いながら通っていました。
しかし、この受給にはさまざまな条件があり、これが正直厳しかったです。

まず、受給の申請時にさまざまなチェックがあります。
例えば所持している全ての口座・通帳の過去の一定期間の入出金明細を提出し、一定の収入がない状態であることや、一定の資産を所持していないことを証明しないとなりません。

 

また、毎月ハローワークに通って活動状況を報告したり、なんらかの収入があったときはそれも報告しないといけないです。学校へ1回でも遅刻、欠席すると1ヶ月分が全額支払われなくなったりもします。(病欠の場合はそれを証明できる診断書など提出できればOK)

もちろんお金がもらえるだけありがたいのですが、はっきり言ってもろもろの手続きや条件を含めると、かなり面倒くさかったです。

 

結局私の場合は、1回の欠席の影響で受給できない月が出て生活が厳しくなったので、学校は途中で辞めて働く羽目になりました。ただ、その時は学校で学んでいたスキルを使えるような仕事を始めたので、それをすぐ実践で使えたのはよかったです。

 

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出典:Unsplash

 

 

 


◆まとめ

自分の経験から言うと、離職後に職業訓練学校に通うことに少しでも興味があるのであれば、「公共職業訓練」へ応募することをなるべく早く検討したほうがいいです。給付金に関しても「求職者支援訓練」と比べると、条件面でも手続き面でも楽だと思います。

ただ、どちらの制度にしても訓練コースの内容には差がないように感じたので、シビアに生活費を心配する必要がなく単純にスキルを身に付けられればOKという方はあまり気にする必要はないかもしれません。

 

実際、訓練コースの他の受講生は異業種出身の人たちが多かったので、こういった制度をうまく活用することで、コストを抑えながら興味ある分野のスキルを身につけたり、異業種への就職を目指すことは可能だと思います。

もし興味を持っていただけたら、まずは厚生労働省のWEBサイトからざっと見てみたり、お近くのハローワークに学校案内のビラがたくさん置いてあるはずなのでふらっといってみると良いかと思います。

(WEBサイトがちょっとわかりずらいので、公共職業訓練(民間委託 東京都)求職者支援訓練のコース検索のページも。)

 

今後のキャリアを考える上で、職業訓練学校という選択肢もぜひ検討してみてはいかがでしょうか?

 

投稿者プロフィール

千代窪 将大
千代窪 将大
「自分の人生に主体的に生きる人を増やす」というビジョンの元、フリーランスのエンジニア業を中心に活動しています。働き方や生き方に興味があり、大企業・ベンチャー・スタートアップという大小様々な会社や、正社員・個人事業主・経営者といった形態で働いてきました。私自分がやりたいことに悩んで試行錯誤を重ねてきたので、その実体験をベースに同じように働き方や生き方に悩む人にとってヒントとなるような情報を発信します。Facebookページあります!
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