副業・複業トラブルで本業を失う!? ~リスクや違法行為の危険って?~

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(出典:ぱくたそ)

記事提供:「助っ人」は起業、独立、開業を応援するメディアです

 

政府に副業・複業が奨励される流れになり、どんどん副業・複業をする人が増えています。書店などでも副業・複業を扱った単行本や副業・複業の特集を扱った雑誌があり、関心の高さが分かります。会社員が副業でアルバイトするのは難しい面もあり、ネットを使って副業をする人も多いようです。

 

しかし、副業・複業に関係したトラブルや詐欺も増えています。会社に許可を取って副業・複業をしていたとしても、違法行為やモラルに反した行為をしてしまうと最悪本業を失う可能性もあるでしょう。

 

今回は副業・複業に関連したトラブルについて考えていきます。

 

 

 

副業・複業詐欺に注意

最初にお金を求められる副業には注意が必要

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(出典:ぱくたそ)

ネットの発達で自宅でできる副業・複業が増えました。転売やアフィリエイト、情報販売など様々な種類があります。転売など始めるために資金が必要なものもありますが、無料で始められるものもあります。

 

しかし、転売など自分で商品を見つけて購入するのものは別として、始めるためには資金が必要だという副業・複業は注意しなければいけません。詐欺の可能性があります。

仕事を始めるためにはこのサービスに入会する必要があるなどと言って、お金を要求してくる副業・複業があります。しかし、お金を払った後は音信不通になってしまうことはよくある詐欺のパターンです。また稼ぐ系の情報商材などはずいぶん前からありますが、最近は価格が上がってきています。以前は高くても数万円位のものが多かったのが、最近では数十万円する高額な塾も珍しくありません。

 

もちろん、こうした内容のしっかりしたものはありますが、内容が薄いものや最初から騙すことが目的のものも多いです。こうした悪質な物に手を出すと購入資金の分だけ損をしてほとんど稼げないということになります。

 

 

 

誰でも稼げるという文句には注意

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(出典:ぱくたそ)

誰でも稼げるとか簡単に高収入になるなどと書かれたものは詐欺の可能性が高いです。「誰でも稼げる」という文句は抽象的で問題があると思いますが、こういった表現を使うのは副業・複業などに興味はあってもあまり知識のない人に売ろうとしている可能性が高いです。

 

他にも「短時間で稼げる」、「片手間でもできる」などの都合の良すぎる表現が多く書かれていて、具体的な内容がない場合はほぼ違いなく詐欺でしょう。魅力的な表現で初心者を引きつけて実際は全く稼げない内容だったり、自社製品のアフィリエイトをさせる場合や酷い場合では違法行為を勧める物もあります。

誰でも稼げるという表現に惹かれるのは初心者ならば仕方のないことではあります。しかし、誰でも稼げる方法というのはほとんどの場合、大して稼ぐことはできません。仮に簡単に稼げる方法があるとしても、人数が増えすぎてすぐに稼げなくなってしまうでしょう。

 

こういった過剰な表現に騙されずに現実的で具体的な副業・複業を探すようにしましょう。

 

 

 

アフィリエイトは扱う商品や手法に注意

詐欺商材を扱うのはやめましょう

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(出典:ぱくたそ)

アフィリエイトで高い収入を得るためには、単価の高い商品を扱うことが一番です。

 

更によく売れるジャンルの商品を扱えば売れやすくなります。そのため、副業・複業などを扱った稼ぐ系の情報商材等のアフィリエイトは非常に稼ぎやすいのです。しかし、稼ぐためにろくに内容がわからないような商品を人に強く勧めるのは絶対にやめましょう。詐欺的な商品は多く売ることで利益を出そうとしますから、アフィリエイターへの報酬も高いことが多いのです。

利益を出したいアフィリエイターは力を入れて詐欺商材を売ろうとする人も少なくありません。広告にブログを貼る程度であれば新聞の広告と同じようなものですから、大して責任はないでしょう。しかし、明らかに問題のある商品を強く推薦するアフィリエイターに責任がないとは言えないでしょう。

 

法的に責任を問われる可能性は低いと思いますが、買った人に恨まれる可能性は十分にあります。あまり悪質な商品を勧めてしまうとアフィリエイターが、訴えられる可能性もないとは言いきれません。実際、高額塾が詐欺だと認定されニュースになったケースもあります。

 

こういった商品を大量に売ってしまうと大きなトラブルになるでしょうし、話が大きくなると会社に知られる可能性も出てきます。もしそうなった場合、たとえ会社に許可を取っていたとしても問題になるでしょうし、隠れて行っていた場合はより深刻になると思います。例え法的な責任は問われないとしても、アフィリエイターに責任がないわけではありません。

高額な商品を扱う場合は良識と判断力が求められるのです。

 

 

 

モラルのないアフィリエイトは辞める

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(出典:ぱくたそ)

10年ほど前だと思いますが、ヤフオクを利用して高額な情報商材のアフィリエイトをする手法がありました。これはヤフオクのアクセスを流して、自分がアフィリエイトしている商品を売るという手法でした。誰でも時間をかけずに簡単に行うことができる方法ですが、月に数万円程度ならすぐに稼げました。

しかし、これはヤフオクの規約には違反した方法です。ヤフオクで商品を売るわけではなく、手数料がヤフオクに入らないのだから当然ですよね。

 

しばらくしてヤフオクが対策を行うようになりこの手法はできなくなりましたが、その後もSNSなど人が大勢集まる場所からアクセスを流すなどしてアフィリエイトで稼ぐ手法がなくなる事はありません。

ただ、こういった手法の問題点はアクセス元のサイトを悪用していることがほとんどだということです。ヤフオクの場合はアクセスだけ集めて、利益を奪っているわけですし営利目的で利用できないサイトからアクセスを流していることが多いです。

 

大抵の場合は規約違反ですから、アカウント停止等になる事は非常に多くなります。初心者は違反になることも分からずに、行ってしまう人もいると思うので気を付けましょう違法行為になることはないでしょうが、あまり悪質な場合は訴えられる可能性がないとも言い切れません。

いずれにせよ規約違反などになる手法はしない方が無難です。

 

 

 

転売のトラブルに注意

利益率の低い転売は借金ができてしまうリスクが高い

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(出典:ぱくたそ)

転売は素人でも簡単に行える副業・複業ですが、最近は利益率が下がり仕入れにかなりの資金が必要になってきました。

 

元ゲームソフト販売店の店長に中古販売の店について話を聞いたことがあります。閉店する店は利益率が低く、残った店は利益率の高い商売をしていたそうです。利益率が低い商売は儲けるために資金が必要な分、リスクが高いということです。利益率が低いと、その分回転率を上げるためすぐ売れる商品を探すことになります。

しかし、個人がこういった商品を探す場合は新品のディスカウント品などが中心になります。新品ディスカウント品は売れ残りが多いので全国的に売れ残っている可能性があり、一時的にネットでは稼げてもすぐに値崩れしてしまって利益が出なくなる危険性があります。

 

特にこういった商品を中心に扱っている場合に、クレジットカードの限度額まで仕入れを行って値崩れが起こったら大変です。もちろん、危険なラインを見極めて利益を出している人は大勢いますが、初心者がいきなり見極めるのが難しい事は間違いありません。

せっかく副業・複業を始めたのに、多少赤字を出すだけならまだしも大金を失う可能性もあります。初心者が最初から黒字を出すのは難しくなっているので、資金繰りには充分注意することが大切です。転売に限らず資金がいる仕事をする場合は、できるだけ利益率を上げるように意識するようにしましょう。

 

 

 

転売で違法な商品を売らないように注意

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(出典:ぱくたそ)

ネットのオークションサイトでは違法な物が出品されていることは珍しくありません。もちろん、違法な商品を扱いたい人などほとんどいないと思いますが、知らずに扱ってしまう危険もあるのでこういった知識を知っておくことは転売をするなら必要不可欠です。

 

国内限定でも違法な商品を扱う危険がないわけではありません。特にオークションサイトは何でも売ることができるので、知らないうちに違法な商品を取り扱ってしまうこともあります。輸出入をする場合はより法に触れる危険が増すので、充分に気をつけましょう。海外を視野に入れると輸入でも輸出でも、国内で完結する転売では考えられないような利益率や利益額の商品を扱うことができます。

しかし、海外から商品を輸入する場合は違法な商品を仕入れないように気をつけなければいけません。海外からブランド品を輸入しようとしたら、偽ブランド品だったというトラブルは非常に多いです。

 

特に中国はコピー商品が多いので注意が必要です。偽ブランド品を販売してしまったらもちろん罪に問われるわけですが、輸入しただけでも罪に問われる可能性があります。輸入して罪に問われるのは偽物だと知っていた場合に限られるわけですが、簡単に証明できないケースも考えられます。罪に問われないとしても、当然輸入した偽物は没収されます。

 

また、コピー商品は偽ブランド品に限りません。DVDやCDなどもコピー商品が出回っていますし、色々な違法コピーがあります。また、中国の工場を利用してオリジナル商品を作成している場合なども注意が必要です。場合によっては無自覚に著作権を侵害している場合などもあります。何らかのキャラクターのコスプレ衣装を製作して販売しているのを見かけますが、これは許可を取っていないと著作権侵害です。

さらに、外国では合法の商品でも日本で売ると非合法になる場合や、逆に日本では合法の商品が非合法になる国もあります。逮捕される可能性もあるので、この手の問題には常にアンテナを張っておく必要があるでしょう。

 

 

 

まとめ

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(出典:ぱくたそ)

会社員が副業・複業をすることに追い風が吹いているのは事実です。

 

しかし、そのことを利用する詐欺やトラブルも増えています。副業・複業はあくまで副業・複業です。新しく始めることに簡単に大金を注ぎ込むのは危険ですし、トラブルは色々と考えられます。

 

お金を失うだけならまだしも、社会的に信用を失うことや違法行為に手を染めてしまうと最悪本業を失うことになりかねません。副業・複業といえど立派な仕事ですし、責任もリスクもあります。トラブルを起こさないよう慎重に行うことが大切ですね。

 

 

 

※本記事の提供元はこちら

 

 

 


【参考/引用】
◆助っ人
副業トラブルの怖さ!本業を失うリスクや違法行為の危険は?

投稿者プロフィール

パラレルキャリア通信 編集部
パラレルキャリア通信 編集部
パラレルキャリア通信編集部です。主に複業(副業)の方向けの記事を書いていきます。ノウハウ記事をはじめとして、実際に一歩踏み出せるための記事も提供していきます。
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