働き方がどんどん多様化する昨今
日本の企業の大半は『副業・複業』に関して、肯定的な会社はあまり多くはありませんでした。
しかし、近年では大手企業でも副業・複業を認める傾向が出てきています。
◆そもそも副業(複業)してる人ってどのくらいいるの?
MMD研究所の2015年に行われた調査によると…
■ 副業をしているビジネスパーソンは14.0%
うち約半数が「インターネットを利用した副業」をしていると回答
■インターネットを利用した副業方法の上位3位は、「株式投資」「アフィリエイト」「FX」
■ 副業をしている人の40.6%が「会社に許可を取っていない」
7人に1人は副業・複業をしていますが、
多いと見るか、少ないと見るかは判断が分かれそうなところかと思います。
注目すべきは副業をする人の多くがインターネットを使った副業・複業をしているかと思います。
手掛けるでかつ、開業などに比べて秘匿性が保てるネットが好まれているのかもしれません。
◆インターネットを使った副業・副業以外にも
しかし、ここ最近ではインターネットでできることだけに留まらず
色んな職種にも広がりを見せているようです。
例えば昨年10月に設立された「AirSol(エアソル)」
従来、客室乗務員が個別に依頼をされていた市場調査。
個別で依頼されることも多く、1人ではこなせない案件が多かったようです。
そこで通訳や製品PRなど企業からのアウトソーシング(外部業務委託)の依頼をエアソルが取りまとめて、登録している外資系航空会社に勤務する客室乗務員たちに割り振るという事業を始めています。
*設立者の片山さんも登録者も勤務先から副業が認められている。
設立者の片山さん自身もフランスの大手航空会社エールフランスで務める現役の客室乗務員です。
また、大手製薬会社のロート製薬も
今年の2月に「社外チャレンジワーク」という副業を認める制度を設けています。
約60人の社員が勤務時間外にドラッグストアで薬剤師として働いたり、
地ビール製造の会社を起業したりする方も出てきているそうです。
ロート製薬としても現在、農業や再生医療など事業の多角化を進めており、
外部で副業をすることで得た経験や人脈を社内で活用してもらいたいという狙いがあるようです。
大手企業でも新規事業に打って出ていく中で、
今いる社員に色んな経験を積んでもらい、社内でその経験や知識を活かしてほしい…
そんな企業も出てきているようですね。
【参考/引用】
◆ロート製薬HP 「社外チャレンジワーク」
◆MMD研究所 「ビジネスパーソンの副業に関する実態調査」
◆Sankeibiz 「大企業でも「副業」が当り前の時代?安定神話が崩壊、スキル磨いてリスク分散」
投稿者プロフィール
- 「やりたい」をもっと素直に実現したい!5年勤めたヘッドハンティング会社を16年7月に辞めて、現在は就活サポート・若手社会人のお悩み相談を受けています。新しい働き方のトレンドやまとめ記事など多種多様にブログで発信していきます。
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