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パラレルキャリア通信・南アフリカ在住ライターの村上萌です!
先日、「南アフリカに来て感じた、『働く』という価値観の変化」という記事を書きましたが、そのなかで触れていなかったことがあります。
実は今、在宅で子育てをしながらお仕事をしています!
2016年10月に出産をし、現在息子は7か月になりました。2015年3月に配偶者の転勤により南アフリカに来て以来、出産以前からライターとしての仕事を請け負わせていただいていましたが、現在も可能な範囲でその仕事を続けています。
今回はその様子について、ご紹介できたらと思います!
出産前の経験・つながりで仕事が成り立っている
出産後、乳幼児の子育てをしながら在宅ワークで何かできないかと検討される方は多いのではと思います。
前提として、現在はクラウドソーシングサイトも数多くあり、仕事の分野によっては誰でも・いつでも在宅ワークを始められる環境です。私もこの恩恵を受けて、ライターとしての仕事をできるようになりました。
現在主に手がけているのは、就職・転職に関わるコンテンツ作成です。私の場合は、出産前に請け負わせていただいていたお仕事のおかげで、今も継続してお仕事をいただけていると感じています。
この分野でライターをしている一番の理由は、南アに来る以前に人材系企業に勤務していたからです。新卒採用サイトを運営する部門、中途採用の人材紹介部門でお仕事をさせていただいていたので、その経験がベースとなっています。
南アに来て以降は、クラウドソーシングサイトだけでなく、前職の会社や直接応募した企業からお仕事をいただいてきました。これまでに、就活・転職に関するコラム記事のほか、企業研究に関する記事、転職者・起業家インタビュー記事などに携わらせていただき、経験を積ませていただきました。
おかげで、出産後・子育て中の現在でも継続してご依頼いただけるケースはもちろん、ありがたいことにこれまでの経験をご評価いただき、お仕事をご依頼いただけるケースも増えました。また、出産前にこうした種まきをしていたおかげで仕事のペースが作りやすかったという点もメリットとなっています。
乳幼児を育てながらの在宅ワークのスケジュール
幸いにして、子どもを育てながら仕事を続けることができていますが、乳幼児を育てながら在宅ワークを続けることには、制約もつきものです。
- 仕事ができるのは子どもが寝ている間だけ
まだまだ子どもは一人遊びできる時間は短い月齢ですし、集中力が必要な仕事なので、私の場合は子どもが起きている間は仕事ができません…。幸い我が家の子どもは昼寝2〜3時間、夜もあまり頻繁に起きないタイプなので仕事時間自体は確保がしやすく、仕事が成立しています。一方でお子さんによってはなかなかまとまって寝ない子もいることと思いますので、この部分は運もあるな…という状況です。
- 納期がタイトな案件は請け負えない
以前は依頼から24時間以内に対応などの納期がタイトな案件を請け負っていたこともありましたが、子どもの状況次第でスケジュールが変化しやすい現在はそのような内容は難しくなりました。
現在は子どものことで突発的にスケジュールが変わっても大丈夫なように、発注から納品までが1週間単位の案件、もしくは1か月単位などで事前に納品日・納品数と内容をfixさせていただいている案件などに限っています。これであれば、子育てをしながらでも納期に遅れることなく対応が可能です。
《スケジュール例》
前述の条件なども踏まえて、現在はこのようなスケジュールで1日を過ごすことが多いです。
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AM 4:00 起床。メール返信、記事作成などを行う。(この間に1度息子が起きることも。)
AM 6:00 オンライン英会話を受講。
AM 7:00 子ども起床、世話をしつつ家事や買い物、予定のため外出など。
PM 0:00 子どもとお昼ご飯。
PM 2:00 子ども昼寝。再びメール返信や記事作成。
PM 4:30 子ども起きる。夕飯の時間まで遊ぶ。
PM 6:00 子どもと夕飯。落ち着いたらお風呂に入れる。
PM 8:00 子ども就寝。家事やメール返信、記事作成の続きなどを行う。
PM 9:30 自分も就寝
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子どもが本格的に起きる前の早朝が、一番仕事が捗ります。この時間に集中できるよう、最近は朝型にスケジュールをシフトしました。(4時よりも早い時間から仕事をはじめることもしばしば。)また、記事作成は案件によってボリュームが違うので1日に0.5記事〜3記事程度と執筆数は日によってまちまちですが、1週間単位で全ての仕事が終えられるように週頭にスケジュールを立てています。
加えて、主人も職住近接が実現できており、約3分でオフィスに行けるおかげで子どものお風呂など、お世話を手伝ってくれることが多いです。休日も数時間お世話をしてくれて、その間に私はスターバックスで仕事を完了させてくるなど、協力をしてくれます。このように「ワンオペ育児」ではないことが、コツコツと私が仕事を続けられる大きな理由の1つとなっています。
子どもの成長、家族の転勤…これからの自分のキャリア選択のために
出産後もこうして在宅での仕事を続けている一番の理由は、「これからの自分のキャリア選択」の可能性を広げたいからです。
主人の仕事は、今後も海外転勤がある可能性が少なくありません。また、子どもの成長過程に合わせて、自分の関わり方もまだまだこれから変化していくことと思います。こうした要素が掛け合わさると、どんなタイミングで、どんな選択が自分の人生において必要になるか今はまだわかりません。また、そうした状況下にあると、「ロールモデル」に倣ってキャリアを選択することは非常に困難です。
本来はどんな仕事であれ、どんな環境であれ、未来が確実に約束されていることはないですから、これは誰にでも言えることなのかもしれません。私は自分が会社を辞めて、南アフリカについてきたことで、それを強く実感するようになりました。
今の働き方の先に、どんな仕事が待っているかは、正直に言えば未知の世界です。けれど、帰国後に会社員にまた戻るとしても、ライター×●●のような形で新しい何かに挑戦してパラレルキャリアを選択するとしても、絶対に活かせることがあると思うのです。
なにより、「どんな状況でも、自分に出来る形で働き続けたい」。だから今私に仕事を任せてくれる方々に感謝をしながら、今できることを続けようと思っています。
普通な私でも、子育てをしながら仕事ができる!
今回の記事で、最後に強調しておきたいのは、「普通な私でも、子育てしながら仕事ができる!」という点です。
子育てをしながら在宅ワークをされていらっしゃる方の中には、非常に高いスキルで、非常に効率良く仕事をこなしていらっしゃる方も多いのではと思います。私なんかと比べるのはおこがましくてできないですが。(笑)
そんな私でも、コツコツと今の仕事を続けたことで実績となり、長くお付き合いいただけるクライアントさんが増えました。
全く高給取りでもないですし、自慢できるようなキャリアを歩んでいるとも言えないですが、小さな一歩を確実に歩み続けることで子育てをしながらでも自分の仕事を続けられるようになったのは本当に幸せなことです。
まだまだ勉強し、経験を積まなければいけないですが、焦らず急がず、けれどあきらめずにできることを続けていこうと思います!