創業時に活用できる助成金! ~そもそも資金調達って?~

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起業するにしても副業・複業するにしても
事業を拡大する上で必要なのが

「資金」

ただ、この「資金」を用意するのが起業したばかり、副業・複業し始めたばかりの人には難しい。

 

新しい商品・サービスの開発をしたい!
新しくてキレイなオフィスを借りたい!
人を採用したい!

 

どれもこれもお金がかかることです…。

 

という事で今回は資金調達について考えてみたいと思います。
内容としてもボリュームがあるものですので、ひとまず資金調達の方法から触れていきます。

 

 

◆そもそも資金調達ってどんな種類があるの?

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(出典:keiei.proweb.jp)

資金調達は、簡単に言うと「会社が使えるお金を調達すること」。
経営にはお金が必要で、現状でお金がないなら、それを何処かから調達してこなければならない…。
と意外とシンプルな話なんです。

しかし、その方法が多いため、混乱しがちです。
まず、押さえておいて欲しいこととしては
『資金調達の方法は大別すると3つ』あるということ。

①負債を増やす
②資本を増やす
③既に持っている資産を現金化する

この3つです。

 

 

 

◆負債を増やす

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(出典:https://souzoku.how-inc.co.jp/article/2722634)

負債を増やすとは、「いつか返さなければいけないお金」を借りてくること。
つまり借金をするということ。
この方法は基本的に、利息を支払うこと、元本を返すことが必要となります。

 

 

<負債を増やす方法>

方法としては借入や社債の発行等があります。
特徴としては、会社が返済期日に資金返済の法的義務を負うことです。
重要なポイントは、「会社(もしくは事業者)の信用力が強く問われる」ということ。

借入の場合、通常は担保の設定を求められます。
お金を貸す側(銀行などの金融期間)が、
「担保さえ押さえておけば、会社に信用力がなくてもお金を貸すことができる」
と判断するからです。

 

 

<どんな事業・人には向いているのか?>

土地や建物などの価値の高い資産が有る場合や、
安定した売り上げが見込める事業であれば利用しやすい手段です。

例えば…

担保となる資産(製造設備・工場)などを保有する製造業
安定的な売上が見込める飲食業・流通業

などがあげられます。

 

逆に言えば、担保となる資産や安定した売上がなければこの方法は厳しいということです。
またこの方法で得た資金は一般的に使い道に制限があり、この点がデメリットと言えます。

 

 

 

◆資本を増やす

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(出典:http://www.hinokami.co.jp/kakuteisinkoku/20160304/)

「返さなくてもいいお金」を集めること。これは投資家などにお金を出してもらう方法です。
この方法は、配当を支払うことが求められますが、会社の業績が悪ければ払わなくても大丈夫。
株式発行が典型で、最も多く利用される手段です。

 

 

<資本を増やす方法>

株式の発行(又は株式に転換する社債の発行)があげられます。
最大の特徴は、集めた資金の返済義務を負わないことです。

例えば、1株100円で発行した株式の市場価格が10円に下がったとしても、会社が株主から100円で株式を買い取ったり、株主に対して差額の90円を支払ったりする必要はありません。

さらに、お金の使い道も通常は限定されず、物的担保や保証人も必要ないのがメリットです。
株主に対する「配当」も、企業の経営成績が不振の場合には支払う必要はありません。

 

 

<どんな事業・人には向いているのか?>

株式発行等は、すべてのスモールビジネス事業において利用可能です
メリットも大きい手段と言えると思います。

ただし、
「事業主が経営をコントロールできなくなるかもしれない」という大きなリスク
があります。

通常の株式の場合、株主には、持株割合に応じた株主総会の議決権が認められています。
つまり、株式を取得した投資家に,持分に応じた経営権を取得されてしまいます。

投資家は基本的に投じた資本を回収することを目的としています。
必ずしも企業(事業)の成長だけを志している訳ではないのです。

時には事業主の意図しない、株式上場や買収、合併などの手段を選択されることもあります。
せっかく起業・副業・複業をしたのに、自分の思い通りにならなくなってしまうという結果が待っていることもあります。

 

 

 

 

◆既に持っている資産を現金化する

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(出典:Thinkstock/Getty Images)
手持ちの不動産などの財産を売却したり賃貸しするなどしてお金を集める方法です。

不動産などの物や回収時期がかなり先の債権、また事業そのものを売却することが考えられます。

この方法に関しては現金化するための資産が必要不可欠です。
現金化する場合、実際の価値よりも減殺されることに注意する必要があります。

そもそもそういった資産すら持っていない方が大半なので
この部分に関しては該当する方は多くはないかと思います。

 

 

 

 

いかがでしたでしょうか?
おおよそ資金調達に関しては理解が深まったのではないでしょうか?

ここで残るギモンとしては
「では一体、創業時や副業・複業を始めたときにはどんな資金調達がいいのか?」
ということだと思います。

このギモンに関しては次回触れていきますので
乞うご期待を!

 

 


<参考/引用>
◆スモビバ!
中小企業が資金調達を行う3種類の方法と要検討ポイント

投稿者プロフィール

パラレルキャリア通信 編集部
パラレルキャリア通信 編集部
パラレルキャリア通信編集部です。主に複業(副業)の方向けの記事を書いていきます。ノウハウ記事をはじめとして、実際に一歩踏み出せるための記事も提供していきます。
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