皆さん、こんにちは。
若手ふるさと起業家の遠藤です!
今回は知る人ぞ知る地域おこし協力隊についての記事です。
4月いっぴから人口1万5千人の町(福島県の猪苗代町)で実際に地域おこし協力隊として行政の場で働いていますので、現場のリアルな声みなさんのお役に立てば幸いです!
皆さんが気になるであろう下の項目に沿って書いていきます。
1. 地域おこし協力隊とは?
2. 1日のスケジュールと勤務内容
3. 実際に働いてみて感じること
1. 地域おこし協力隊とは?
(引用:移住・交流推進機構)
都市地域から過疎地域等の条件不利地域に住⺠票を移動し、⽣活の拠点を移した者を、地⽅公共団体が「地域おこし協⼒隊員」として委嘱。 隊員は、⼀定期間、地域に居住して、地域ブランドやの開発・販売・PR等の地域おこしの⽀援や、農林⽔産業への従事、住⺠の⽣活⽀援などの「地域協⼒活動」を⾏いながら、地場産品その地域への定住・定着を図る取組。引用:総務省
ということで今回、僕の場合は東京から既に福島市に住民票を移していたので、福島市から猪苗代町へ移住して隊員となりました。
そして、ここには書いてありませんが最大のメリットが、複業OKということです!(自治体によるのかも)
他にも、毎月20万円の報酬があるとか、家賃が5万円まで補助がでるなどといったサポートがあります。
2. 1日のスケジュールと勤務内容
勤務時間は自治体ごとに変わると思いますが、僕が所属している猪苗代町役場では8:30~17:15までです。
そして、勤務内容は募集しているポジションによるため、本当にまちまちです。
そのため、下はあくまでも僕の一例です。
8:15~ | ふるさと納税の申請チェック、返送処理など |
9:30~ | 資料まとめ、会議資料準備など |
12:00 | 昼食 |
13:00~ | 会議 |
14:30~ | ふるさと納税に登録して頂ける事業者を探しに外出など |
17:15 | 退勤 |
ふるさと納税と、猪苗代湖の清掃活動を主に担当しているため、それに関連した会議であったり外出が多いです。
3. 実際に働いてみて感じること
もともと福島出身で言葉や文化に馴染みがあるため、全くストレスなく馴染むことができたと思います。
また、周りの方々に恵まれ、本当に気のいい優しい方々ばかりです!
ただ、あえて民間企業と比べてハードルが高いなと思うことを挙げるとすると、行政用語や仕組みの理解が難しいということ、アナログな部分が多いということがあります。
まず、行政用語や仕組みについてです。
4月からの勤務が始まったばかりなのでいまだによくわかっていませんが、普段企業で使う領収書であったり会議の報告書という言葉はつかわず、納入書や復命書など行政特有の言葉がよく出てきます。
また、他の自治体や企業などにメールを送る時や、会議の参加者に出席のお願い文を送付する際に起案用紙というのを発行して同じ係のメンバーに共有したりと何かと確認、共有が多くあります。
アナログな部分が多いとありますが、やはり基本的には紙媒体で情報を保管しています。
そのため、年度始めなどはファイルの入れ替えで膨大な時間を費やしているように感じます。
また、情報を探すときもファイルの背表紙や付箋から該当場所を探すため、目当ての情報にたどり着くまでに時間がかかるという厄介さを感じます。
終わりに
僕の場合は、自分の仕事がIT関連で場所にとらわれないため、役場の仕事が終わったあとに自分の仕事をするなどと柔軟に対応でき、とても忙しくしていますが上手く回っていると思います。
更に、役場にいると地元の事業主の方々や企業の方々、普段なかなかあわない他の地域の行政の方など、多種多様な方々とお会いする機会があります。
もし、地方で起業を考えている方は、まずその地域で「地域おこし協力隊」として働いてみるのもいいかもしれないですね!
みなさんも「やりたい」「おもしろそう」を仕事にしてみてはいかがでしょうか?
その他、ここに書ききれていない地方のリアルはまだまだたくさんあります!
次回の連載もご期待下さい!
投稿者プロフィール
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福島の子供たちにより良い教育の機会を与えたいとう思いから、2016年9月14日に「一般社団法人 福島ブースター」を設立。1991年生まれの20代ふるさと起業家(地元で起業した人のこと)で、Webサイト制作やプログラミング教育を福島で行っています!
埼玉大学経済学部出身で、大学2年の時に1年休学してカナダへ語学留学へ、そして帰国後は続けて韓国の大学へ6ヶ月間交換留学へ。帰国後は都内のITメガベンチャーに就職し、法人営業を経験後、システムエンジニアとして楽天に常駐していました。
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