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みなさまこんにちは、ゆだまいです。
これまでの記事では、自身の設立したNPO法人、Social Salonについて書いてきましたが
【Social Salonって何?】社会問題を知り・感じ・考え、”自分ゴト”として捉え、支え合える社会の実現を目指す、対話の場
今回は、私が2017年7月25により参加している
・Up With Peopleのプログラムについて
・なぜ私が参加を決意したのか
について書かせて頂きます^^♪
◆Up with peopleについて
私が、2017.7.25〜約半年間参加するプログラムです。
初めの1ヶ月は、アメリカのコロラド州デンバーにてトレーニングやワークショップを受けた後、アメリカのオハイオ州、インディアナ州など6都市、メキシコの4都市、ドイツ、オランダを、ミュージカル公演をしながら回ります。半期(約6ヶ月)1セメスター。
※対象年齢は、17〜29歳。
今回は、15カ国から77名の参加者が集まっています。(最大多数は、参加者の半数以上を占めるアメリカからの参加。)
日本ではあまり知られていませんが、Up with PeopleはアメリカのNGOで、活動開始は、1965年、これまでに、計131カ国・約22,000人の若者を受け入れています。
『平和でよりよい世界を作る』というビジョン達成に向けて、歌や踊り、コミュニティ活動を通して、変化を起こせる若者を育てる…というのがこの活動の目的。
グローバルシティズンシップの養成
が、大きなテーマとなっています。
▶︎プログラム内容としては、ミュージカルの練習に留まらず、こんなものがあります。
・教育ワークショップ(異文化コミュニケーション)
・Vocal&Dance Lesson
・地域コミュニティ活動(森林清掃、学校訪問等)
・ホストファミリーとの触れ合い
◆なぜ私が、28歳にして渡航を決めたのか。
世界旅行は好きでも、海外に長期で滞在したことがない(最大は、大学卒業旅行での、インド2週間)私は、
絶対に長期で海外に行きたい…!
と強く想ったのは、社会人生活も3年目に差しかかろうとしていた時。
前々回、Social Salonを始めたきっかけを書いた際にも書かせて頂きましたが、私は、社会科教育を変えたくて、でも、私がまず自分が社会を知りたい!と、就職しました。
しかし、入社1、2年目は、学ぶことばかりで吸収するのに必死、会社以外のことをする時間は勿論、考える余裕すらありませんでした。
そんな中、海外留学に行き、ものすごく考え方が変わったという、旧友と再会。
自分が生きる上での価値観を考え直した、より幸せになった、視野が広がったetc…
あまりにもキラキラと楽しそうに話す彼女を見て、仕事に追われていた私の心は揺らぎました。
そしてその直後。衝動が抑えきれず、思いのまま、日記に、
・自分が人生においてやり残したこと
・自分の今後の生き方
を書いたこと、今でもはっきりと覚えています。
その時に、私が人生においてやり残した…と思ったこと。それがまさに、
”海外へ長期で滞在する、という経験”。
そして、留学において特にこれだ!とやりたいことが明確になっていないけれど、社会科教育を変えたいという夢は変わらないと感じ、
社会科の教材のネタになるものを探しに世界一周をしたい…!
という想いが湧き上がります。
その想いを秘め、様々な出会いを繰り返す中で、
”グローバルシティズンシップの養成”という、自身がSocial Salonを通して目指したい世界観があり、かつ、世界中の人達と世界を回れるツアーの存在を知り、
…これだ!!!
と、渡航を決意しました。
◆そして、今…
参加者の殆どが17〜19歳、まるで高校へ乱入したような状況、かつ、英語も歌も踊りも初心者という状況。
2週間経った今でも、今何を行なっているのかさえ1回聞いただけじゃわからない、日本語だったら絶対答えられる内容なのに詰まる…
こんな中で一番強く感じること。それは、私自身が、ここでは、英語が通じない、
”マイノリティである”
ということ。
度々このブログでも書いているSoial Salonは、
「社会問題を知り、感じ、考え、”自分ゴト”として捉え、対話によって行動の種を蒔く」活動です。
”自分ゴト”ってなんだろう…?
と、日本にいる間も、私にとっては、場を開くたびに考えていたテーマでした。
しかし、今、この、英語が主言語な状況に身を置いてみて、初めて気付いたこと。それは、
私はこれまで日本において、マイノリティであったことがなかった。
ということ。
何をするのにも人の手を借りなければ出来ず、声を上げなければ、何が必要か伝わらない。こんなにも自身が”被支援者だ”、と認識したのは初めてです。(※マイノリティ=被支援者、と捉えている訳ではありません。私自身、今の状況で、マイノリティであり被支援者である、という認識があるという意味です。)
この状況の中で、
”私がマイノリティとしてどんな風に過ごし、生きて行くのか?”
というのは、
より良い社会ってなんだろう…?
と、生きながらにして知り、感じ、考える実験であると思っています。
…生きながらの実験は、まだ始まったばかり。
これからどんな展開を見せるのか、毎日悪戦苦闘しながらも、わくわくしています。
投稿者プロフィール
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丸暗記教育への違和感&大学2年時に初めて行ったカンボジアでの衝撃から、
〝社会のコトを考えて行動する人を育てたい…!〟と決意。大学の教育学部時代、中高社会科教員免許を取得。卒業後、「まずは自分が社会を知ろう…!」と商社へ5年勤務の傍ら、多世代での対話の場づくりを行う。
2017.6月に〝社会のコトを知り、感じ、考える対話の場・SocialSalon〟をNPO法人設立予定。2017年7月〜ミュージカルをしながら世界16都市を回るツアーへ参加を予定している。
〝よりよい社会を共に創る〟とは…?生きながら、場を紡ぎながら、働きながら、そのための方法を探していきます!( *`ω´)
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