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前回までの過去2回で
・シリアルアントレプレナーとは何か?
・シリアルアントレプレナーに向く人、向かない人
という事をお伝えしてきました。
では
シリアルアントプレナーとして成功するにはどうすればいいのか?
といことが気になりますよね。
どんなビジネスでも、絶対に成功することができる方法なんて存在しないのですが(笑)
ここではシリアルアントプレナーとして成功するための方法についていくつかのパターンに分けて考えてみたいと思います。
◆1つ1つのビジネスに明確で綿密なプランを
やはり1つ1つの事業に対してしっかりとしたプランを立てることが重要であることは言うまでもないことです。
明確で、そして綿密なプランを立てることがビジネスを成功させるためには欠かすことはできません。これは、シリアルアントプレナーとして事業を立ち上げる場合であっても同じ事です。あまりにも多くのビジネスアイデアを考えていると、それぞれを実現するためのプランが甘いものになってしまうというケースも少なくありません。
しかし、そうなってしまうとどんなに優れたビジネスアイデアであっても成功させることはできないでしょう。もちろん、綿密なプランを立てるためにはリサーチも欠かせません。そう考えると、いくつもの事業を立ち上げ、成功させるためにはかなりの労力や時間が必要となることになります。
それこそ、1つの事業に専念している人の何倍も動き、そして考える必要があるのです。
しかし、それができれば、きっとシリアルアントプレナーとして大きな成功を手にすることができるでしょう。
◆ビジネスチャンスを逃さない
さまざまな事業を連続して立ち上げることのメリットとして、1つの事業にこだわるよりもビジネスチャンスを敏感に察知し、それを手にすることができるという点が挙げられます。
逆に言えば、敏感にビジネスチャンスを探って、それを掴むことができなければ、シリアルアントプレナーとしての成功は難しいと言えるでしょう。
なので、常に社会の情勢や流行などにアンテナを張って、チャンスを逃さず、確実にキャッチできる準備をしておく必要があると思われます。
◆仲間を大切にする
先にも書きましたが、連続起業をうまく行うための方法で仲間の存在はとても大きいと思います。
起業は結局1人ではできません。
特に業界が大きく変わる場合には、ある意味、0からのスタートです。その中にあってスピードアップ、事業の成功確度を高めるのは仲間だと思います。
◆いろいろなことに興味を持つこと→いろいろな体験をする
最新のトレンド、技術をはじめ、自分自身がいろいろな消費者体験をすることも大切だと思います。アイデアは結局は、自分の情報の集積の中からしか生まれません。
連続起業家は見方によれば、アイデアマンです。良いアイデアがたくさんひらめく人というのは、大量のインプットをしている人です。
◆世界と日本の成功しているシリアルアントプレナー達
これまでシリアルアントプレナーについて紹介してきましたが、実際にシリアルアントプレナーとして活躍している方にどのような人がいるのかは知りたいところでしょう。
世界と日本で成功しているシリアルアントプレナーの方を挙げていきますのでこういう人達のことかかとシリアルアントプレナーの存在を実感してください。
・スティーブ・ジョブズ
iPhoneやiPodで一躍世界的な企業経営者として注目されたスティーブ・ジョブズは最も世界で著名なシリアルアントプレナーと言えます。
アップルの共同創業者でしたが、解任され会社を追われた後はNEXT社、ピクサー社と次々と事業を展開していきます。コンピュータ事業のNEXT社は後にアップルに買収されることになります。
映像制作会社のピクサーもCGアニメ映画の「トイ・ストーリー」が大成功後にウォルト・ディズニーに買収されジョブズは莫大な資産を手に入れることになります。その後に古巣のアップルにCEOとして戻るわけですが、以降の活躍は皆さんご存知の通りです。ジョブズによってアップルは2度設立されたとも言えるでしょう。
・イーロン・マスク
オンラインコンテンツ出版ソフトを提供するZip2社を起業し、会社の合併劇で莫大な富を獲得後は現在主流のオンライン決済システムであるPayPalの前身会社であるX.com社を設立します。
X.com社が合併された後は、当時の業界では異端であった電気自動車専業メーカーであるテスラ・モーターズに出資をし、後にCEOに就任します。テスラ・モーターズの経営を行いながらも宇宙事業のスペースX社を立ち上げるなど勢いはとどまるところは知りません。
日本でもテスラ・モーターズの電気自動車はセダンのモデルS、SUVのモデルXが発売されていますし日本のテレビでインタビューを受けたりしていますので、外国人では現在最も身近なシリアルアントプレナーの1人でしょう。
・リチャード・ブランソン
イギリスのヴァージングループ総帥のリチャード・ブランソンもシリアルアントプレナーの1人です。
ヴァージンレコード起業から始まって航空機事業に最近では宇宙事業進出まで様々なジャンルに積極的に事業展開を行っています。自動車事業に関してもイーロン・マスクと同じく環境問題からメディア露出が高い電気自動車に可能性を見出しており、PSAグループ(プジョーやシトロエン、DSのブランドを抱えるフランスの巨大自動車グループ)と共同で電気自動車のレースであるフォーミュラE選手権にDSヴァージンレーシングとして参戦して積極的に活動を行っています。
・家入一真
サービスの制限されるブログではなく自由にデザインできるホームページを持ちたいと考えた際に利用することになるレンタルサーバーで有名なロリポップを提供しているpaper&coの創業者である家入氏は日本では著名なシリアルアントプレナーと言えるでしょう。
家入氏はpaper&coが上場を果たした後は代表を退任して、クラウドファウンディングやECソリューション会社の共同創業者として活躍しています。
・坂本孝
今や街に最低でも1つは存在しているブックオフの創業者が坂本氏です。
元々は父親経営していたの坂本精麦会社に入社して他社と合併を行って合併会社の取締役に就任するものの退任。その後はオーディオショップの経営に乗り出すものの、ここでは失敗。
次に中古ピアノ販売業を行うのですが、このノウハウが現在大成功を収めているブックオフの基礎となっています。
ブックオフの会長を退任後は全く畑違いの飲食業に転身し俺の株式会社(当時は俺のフレンチ、俺のイタリアン株式会社)を設立して精力的に活動を行っています。NHKのプロフェッショナルにも出演した著名なシリアルアントプレナーです。
※本記事の提供元はこちら
【参考/引用】
◆助っ人
一つの事業で満足ですか?シリアルアントプレナーを目指す
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- パラレルキャリア通信編集部です。主に複業(副業)の方向けの記事を書いていきます。ノウハウ記事をはじめとして、実際に一歩踏み出せるための記事も提供していきます。