在学中に東北支援→卒業後に移住した岡田が語る「まちづくりの面白さ」

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初めまして!今回Like Jobでライターとして「東北の地でチャレンジする」面白さと「暮らし」のリアルを切り口に記事を発信していきます。
今回は初めての記事ということもあり、まずは簡単に自己紹介をさせていただきます。

■プロフィール

大学在学中東日本大震災が起こる→陸前高田市広田町と出会い、月に1度のボランティアを行う→大学在学中に一年間休学し広田町で暮らし、NPO法人SETでChange Maker Study Programという大学生を呼び込むことでまちづくりの基盤づくりを行う事業を開発→大学卒業後、広田町に移住。NPO法人SETにてChange Maker Study Programの継続、拡大に動き、日本一大学生が活動する町になる→

結婚し夫婦での移住生活がスタート→Change Makers Collegeという4ヶ月の移住留学プログラムを開発する。

Change Makerナンチャラとか出てきている僕の人生ですが、一言で僕の現在の仕事はまちづくりです。まちづくりと聞くとばっくりしてイメージできない方もいらっしゃるかもしれません。でもとても楽しい仕事です。

僕の中ではまちづくりの面白さは2つあります。

 

人口が減り続けても豊かに暮らせるまちの姿を作る

一つはこれからの社会の新しいあり方を創り出せる面白さです。

広田町含め今の地域課題は50年進んでいると言われています。僕の住む大好きな広田町も20年後には消滅すると言われているんです。

人口減少が一気に加速し、震災の影響もあってものすごいスピードで町の消滅に進んでいます。しかし、それは人口増を前提としたまちづくりの考え方だったからです。この広田町で行なっているまちづくりは人口が減っても豊かに暮らせるまちづくり。これからの社会にとって求められる新しい「解」を作り出している道半ばなのです。

 

人の変わる瞬間に出会う

もう一つの面白さは人の変わっていく瞬間に出会えることです。

僕は「まちづくり」は「人づくり」だと思っています。どんなに素晴らしい仕組みも、そこに人の息遣いが感じられないと機能しない。そして、やらされている感の強い仕事は上手に発展しない。そんな正論を押し付けるのはまちづくりではないと思っています。

いくら医療が、教育がどうだ?と叫んでいてもやりたいくない人を無理にやらせていては物事がうまくいかない。やりたい人が、やりたい人を増やしていくために頑張るしかないのです。

だから、僕は「やりたい!」という風に思った想いを大切にそういう一人一人の想いを形にしていくことがまちづくりだと思っています。

形にしていく中に必ず挑戦が生まれます。そしてその挑戦が感動を生み出すのです。そして、その挑戦と感動のよって人の表情や行動が変わる瞬間を確かに感じてきました。

そうやって、人から人へ熱が伝わって、一人一人が少しでも自分の想いに素直に行動する姿はとても勇気をもらえます。

 

諦めない意志を育てる

ここまで書いてつまり、僕にとってのまちづくり(=仕事)とは何かと言えば「諦めない意志を育てること」です。まちづくりのシーンでも、それぞれの人生のシーンでも諦めてきたことが必ずあるんです。しかし、この陸前高田市広田町と出会えば、僕らと出会えばその人生が一歩でも二歩でも素晴らしいものになる!と自信を持っています。

震災から7年を迎えた今。

それがきっかけで変わった僕の人生はとても面白く、そして、とても熱く、温かい方へ向かっているなと実感しています。

 

最後に

これから、陸前高田市広田町から僕の働き方、生き方を中心にどんな考え方で活動しているのか?普段はどんな暮らしをしているのかなど発信していきたいと思います!

それでは!これからもよろしくお願いします!

投稿者プロフィール

岡田勝太
岡田勝太
大学生の時に震災があり、陸前高田市広田町と出会う。大学卒業後すぐに広田町に移住しNPO法人SETでまちづくりの事業を手がける。人口減少社会のど真ん中で、人が減っても豊かに暮らせるまちづくりにチャレンジしている。現在は広田町で行うChange Makers' Collegeの学長も務める。そんな私の仕事の話、結婚もした暮らしの話、そんなリアルを発信していく。
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