副業なんて、しなくてもいい。

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こんにちは!

若手コミュニティ「U32の会」リーダーの孫田博美です。

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副業ブームに「待った」!!


最近、巷では「副業ブーム」が巻き起こっています。

 

「会社が一生自分を守ってくれる保障なんてない」
「10年後には今の仕事もなくなるかもしれない」
「今の仕事にやりがいを感じないけど、転職したり起業したりする勇気はない」

 

「副業」に興味をもつ理由は、人によって様々。

でも、「今の働き方じゃ、どうやら幸せになれないらしい」という、専業サラリーマン共通の危機感はあるんだろうなと思います。

 

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(出展:ぱくたそ)

何を隠そう、私も現在、副業中の身。

 

サラリーマンとして安定した収入を得ながら、余暇時間でも仕事をしています。

カウンセリング、プロフィール文章作成&インタビュー、自己分析ワークショップ開催などが、副業での主な仕事です。

(最近はかなり活動おさえてるので、副業の収入は少ないですが。笑)

 

「副業」は、大企業も公認したりと世の中として推奨する流れは加速していくはずで、

副業に可能性を見出す人の数も増えていくと思います。

 

でも、私は、その流れに敢えて「待った」を言いたいのです。

 

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(出展:ぱくたそ)

 

 

 

副業は大変!


 

私はこれまで、自分も含め、副業をしている人々にたくさん出会ってきました。

その中で気付いたのは、「副業をすれば誰でも幸せになれるわけではない」ということでした。

 

声を大にして言いますが、「副業」ってほんっっっとに大変なんです。
自分の力で勝負するプレッシャー、本業以外にも仕事で時間を拘束される疲れ。

会社と違って、誰も指針を決めてくれないがための、自己管理能力などなど・・・。

 

この大変さを前に挫折してしまう人たちが、いかに多いか。
私の周りの方々では、1年で半分以上の人は辞めてます。

私も、副業を経験した身としては、「副業しないで済むならその方がいい」とさえ思ったりもします。笑

 

「副業」って良い面ばかりがクローズアップされがちで、

「みんなやるべき!」っていう風潮になりつつある。
でも、「やれば誰でも幸せになれる魔法」ではないんですよね。

 

 

 

「なんとなく副業やりたい人」は、「なんとなく大手志望の就活生」と同じ


 

今の「副業バンザイ!」の雰囲気って、「就活」と似てるなって思ってます。

 

私は人材会社の新卒エージェント部門で、3年半ほどキャリアアドバイザーをやっていました。

 

そこで接する大学生の、ほんとに8割~9割くらいの大学生が「大手に行きたい」って言うんですよね。

彼らの大手志望の理由は、「安定してるから」「なんとなく大手がよさそうだから」など。

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(出典:写真AC)

非常ーーーにぼんやりしていると思いませんか?

 

ひと回り社会人を経験し、「副業」「パラレルキャリア」に興味をもち始めている我々としては、「大手に行けば安泰じゃないよ!」なんてちょっと心配になりますよね?

 

でも、私は、これと同じようなことを、「副業検討中」のサラリーマン仲間に言いたい。

 

「副業をしたら悩みが解決するわけじゃない!」と。

 

そんな、ふわっとした思いで副業はじめても、辛くて辞めてしまう。
「大手企業」も「副業」も、「正解」に見える選択肢だけど、「この道を選んだから正解」なんてことはないんです。

 

 

 

まずは「本当に欲しいもの」をハッキリさせよう


 

とは言っても、私も含めたサラリーマンが抱えている「このままの働き方じゃマズイ感」は、解消しなければなりません。

 

そんな人は、まず「今、自分が本当に欲しいものは何か」をハッキリさせることをお勧めします。

 

「副業」も「大手企業」も、欲しいものを得るための「手段」でしかありません。

 

そして、「欲しいもの」は、人それぞれまったく違います。
自分を表現すること、自分の自由な時間、家族と過ごすこと・・・など。

 

この「欲しいもの」が手に入るかどうかが、あなたの生き方の満足度を決めます。

たとえ世間で正解とされる「手段」(大手に入る、副業するなど)を選んでも、欲しかったものが手に入らないと全然満足できないんですよね。

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(出典:写真AC)

 

 

 

あなたの「欲しいもの」は、副業をしないと手に入りませんか?


 

一方、「欲しいもの」に焦点を当て、そのために最適な「手段」を選べば、副業じゃなくとも満足は得られるもの。

 

ちょっと私の話をさせてください。

 

私も、最初は「このまま会社員として働くキャリアがイメージできない!」と漠然と思い、副業をはじめてみました。

 

でも、平日みっちり会社に行き、土日や平日の夜も使ってさらに仕事をする生活に、次第に疲れてきてしまったんです。

 

ここで、私になんとしてでも叶えたい夢があって、そのための最適な手段が副業だったとしたら・・・。
頑張って、乗り越えようとしたかもしれません。

 

でも、「自分が欲しいもの」を考えた結果、そのとき「私がやるべきことは副業じゃない」と思ったんです。
私の場合、もっと自分を表現できる場がほしかったり、みんなが自分らしく生きるきっかけづくりがしたかった。

そこで、副業をほぼストップし、「U32の会」という交流会をはじめ、個人HPを立ち上げました。

 

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(「U32の会」イベント時)

結果として、副業していた頃より、満足感は断然高い生活を送れるようになったんです。

最近は、また「自分が欲しいもの」を考えた結果「いろんな仕事をしたい」という欲求が出てきたので、少しずつ副業を増やす予定です!

 

 

 

「自己対話力」を身に付けよう


 

私たちが生きる時代って、ほんとうに多様に生き方を選べる時代。

 

だからこそ、「みんなが良いと言っていること」に流されるんじゃなく、「自己対話力」みたいなものが求められています。

 

「自分が何が欲しいの?」がわからないと、何も選べないから路頭に迷ってしまうんですよね。

 

これも、就活生と同じ。

理由なく「大手志望」の就活生が志望動機も言えず落ちまくり、大手以外にどんな企業を受けるべきか自分で選べなくなる感じです。

 

繰り返しになりますが、副業は誰もを満たしてくれる魔法ではありません。

 

「自分が欲しいもの」を考え、副業が必要ならやればいい。

でも、他の手段の方が本当に欲しいものが手に入るかもしれません。

 

目の前の「なんだか良さそうな手段」に盲目的に飛びつかず、「私は何が欲しいの?」と問いかけてみてくださいね。

 

 

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投稿者プロフィール

孫田 博美
孫田 博美
人材会社で働く傍ら、若手が一歩踏み出すきっかけをつくるコミュニティ「U32の会」を発起・運営中。また、特殊な家庭の影響で身に付いた「何でも頑張りすぎる性格」に無意識で苦しめられていたが、鎌倉移住により一変。大好きな海に癒され、心地よく生きられるように。このことから、「本来の自分を開放し、心豊かに生きる人を増やす」を個人のミッションとして、自らのライフスタイル発信、1000人のカウンセリング経験を活かした「生き方」のコンサルティング、イベント企画などを行う。

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