【働き方を考える】ワークライフバランスって?

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(出典:ぱくたそ)

ワークライフバランス

誰でもこの言葉は聞いたことがあるのではないでしょうか?

「働き方改革」が声高に叫ばれているここ1,2年よりも前からワークライフバランスという言葉は存在しています。

 

私も最近、20代の方々のキャリア相談や転職相談を受けることが増えて、ちょこちょこ「ワークライフバランスを求めたい…」という声を耳にしたりもします。

 

今回はそもそもワークライフバランスって何?って所から、「ちょっと待って!」と思っていることをまとめていきたいと思います。

 

 

 

◆ワークライフバランスって何?

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(出展:ぱくたそ)

ワークライフバランスとは…

「国民一人ひとりがやりがいや充実感を持ちながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できる」ことワークライフバランス wikipedia

 

※内閣府も定義を書いています。詳しくはコチラ

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(出展:日本の人事部「ワークライフバランスとは?」)

 

簡単に言えば、

『仕事と生活(プライベート)のバランスが取れていること』

ですね。

 

 

今から10年も前の2007年(平成19年)12月18日に政府/地方公共団体/経済界/労働界の合意により、「仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)憲章」が策定、色んな取り組みが実施されています。

 

 

ワークライフバランスについては他サイトでも詳細に説明されているので細かい部分は割愛したいと思います。
※触れたい中心部分ではないため。

◇内閣府 仕事と生活の調和の実現に向けて

◇日本の人事部 ワーク・ライフ・バランスとは何か?

◇株式会社ワークライフバランス 3分でわかるワークライフバランス

上記のサイトなどは、とても分かりやすく書かれていらっしゃいますので、来詳しく知りたい方は是非!

 

 

 

◆ちょっと待って!と言いたい

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(出典:ぱくたそ)

さて、ここからが本題です。

『ワークライフバランス』

という言葉を勘違いしていませんか?

 

このことを考えたいと思います。

 

例えば

仕事があるのに残業せず帰る「勘違いワークライフバランス」が増えすぎている(yahooニュース)

増え続ける「勘違いワークライフバランス」 ~「ツケ払い退社」する社員が急増中!(yahooニュース)

など、こういった記事でも指摘されていると思いますが

 

 

おそらく多くの人が「ワークライフバランス」という言葉の中に期待(イメージ)しているのは

仕事は長時間労働(残業)などはなく、それでも十分にお金が稼げて生活(プライベート)も充実している。

こういった状態ではないでしょうか?

 

理想としては良いことなのかもしれませんが、この状態を実現するにはかなりの実力が必要です。むしろできるのであれば、誰しもが目指したい状態とも言えるでしょう。

 

特に若い世代でスキルや経験、実績が足りない人にこの「どっちも欲しい」という意見がチラホラ散見することがあります。「ワークライフバランスを追求したい!」と相談に乗っている時に言われるのですが、『具体的には何を求めているのか?』を聞くと答えられない…。そんな方が少なくないのが現状です。

 

スキルや経験、実績が足りないのであればどちらを選択(優先)するのか?

①仕事でのスキルアップ/経験を積む、収入を上げるために多少の長時間労働/残業は厭わない
②生活(プライベート)を優先させたい、収入は少なくてもいいから長時間労働や残業がない仕事がいい

これが大事なことだと思います。

 

 

 

 

この『どちらを選択(優先)するのか?』

という問いを考えずになんとなく「ワークライフバランス」を追求したいと言われると…

ちょっと待って!と言いたくなります。

 

 

 

◆結局は自分自身がどうしたいのか?でしかない。

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(出典:ぱくたそ)

どちらが「正解」ということはないと思います。
自分にとって、どちらが望ましいのか?でしかありません。

 

ただ、ちゃんと考えて欲しいことは

それぞれの選択の先にどういう事態が待ち受けているのか?(可能性、あるいはリスクがあるのか)

を見つめて欲しいということです。

 

 

前述したとおり、多くの方が期待(イメージ)する「ワークライフバランス」とは

仕事は長時間労働(残業)などはなく、それでも十分にお金が稼げて生活(プライベート)も充実している。

という状態だと思います。

 

まずはこの状態を自分なりに定義していくことが大事です。

・仕事の時間→どのくらいの働くのが理想の時間なのか?

・十分にお金が…→いくらあれば十分な収入なのか?

・生活(プライベート)が充実→具体的にどういう状態なのか?

この部分は個々人によって異なるはず。

 

一日8時間労働が理想の方もいれば、一日4時間労働が理想の人もいます。
1000万円の収入があればいい!という人もいれば、1億円の収入がないと足りない…という人もいます。
生活(プライベート)の充実とは、家族の時間が揃うことなのか?海外旅行に月1回いけることなのか?

 

 

個々によって、求めていること(モノ)が違う訳ですから、まずはこの定義を考えて自分で決めることです。

結局は「自分自身がどうしたいのか?」これに尽きます。

ワークライフバランスという言葉に踊らされる事なく、ちゃんとどうしたいのか?を考えて欲しいと思います。

投稿者プロフィール

日比 大輔
「やりたい」をもっと素直に実現したい!5年勤めたヘッドハンティング会社を16年7月に辞めて、現在は就活サポート・若手社会人のお悩み相談を受けています。新しい働き方のトレンドやまとめ記事など多種多様にブログで発信していきます。
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