こんにちは。
パラレルワーカーの梶です。
銀行員(2年)→旅人(自転車日本一周)→ニート→パラレルワーカー(27歳)です。
WordPressによるHP制作、転職エージェント、フォトグラファー、動画制作のコーディネーター、その他諸々…を仕事としてやってます。 じっとしてられない性格なので…プライベートでもツリーハウスや旅関係のイベントだったり、いろんな活動をしてます。 また、日本二周目と称して、お世話になった人に挨拶しながら全国各地にも出没中。「日本なら2日あれば往復できる」が口癖。 ブログ(http://natural-naoki.com)では「日本一周、イベント主催(旅・自然体験系)」などの自身の体験を基づくものを中心に発信。 自然人(自分の心に素直に生きて、他の誰かを輝かせるような人=直輝)としての生き方を模索中。
今回は旅人というキャリアについて書きます。
銀行員から旅人(自転車日本一周)へと進んだからこそわかることを。
旅人とは
旅人(たびびと)とは、一般に旅をしている人を指す。また、自らの所属する社会を離れて、別の社会への移動過程にある人も指す。富山弁など北陸地方では放浪生活する者も含めて「旅の人(たびのひと)」とも呼ぶ。
Wikipedia参照
自らの所属する社会を離れて、別の社会への移動過程にある人も指す。
と。
「旅に出る」
と言うと、
一般的には休息期間、充電期間といった意味でキャリアを築いていく上でマイナスイメージが強い。
(実体験。銀行員を辞めて旅に出るというと、「もったいない…」という意見が大半。中には肯定してくれる人もいるけど、ごくわずか。)
ただ、旅って、自分はキャリアの1つだと思う。
単なる休息や充電に留まるわけではなく、旅人という1つのキャリア。
つまり、
自らの所属する社会を離れて、別の社会への移動過程にある1つのキャリア。
銀行員→旅人→パラレルワーカー
といった
キャリアを形成する過程で挟む1つのキャリア。
旅人の種類はいっぱい
いろんな土地を巡る放浪型の旅人もいれば、少ない土地で濃密な旅をする現地滞在型の旅人もいる。
世界一周だったり南米一周、日本一周、台湾一周、ユーラシア大陸横断…等の大まかなルートを決める旅人もいる。
子供にダンスを教える、似顔絵を描いてもらう、夢を描いてもらう、全都道府県の自転車の防犯登録を集める…等のテーマを持つ旅人もいる。
また
バックパッカー、ヒッチハイク、車、バイク、自転車、一輪車、スケボー、ショッピングカート、リヤカー、竹馬、徒歩…等の手段で旅をする人もいる。
…人の数だけ、旅の仕方はある。
自転車日本一周という経験
バックパッカー、ヒッチハイクの経験はあるけど、1番語れるのは自転車日本一周なので、
自分がその中で感じたメリット、デメリットを。
メリット
・やりきる力(コミット力)
・適応能力の高さ(環境に順応しなければ生きていけない)
・自分を知れる(※自分探しではない。自分探しの旅って言ってる人の表現力のなさ。)
・やればできるという体験
・色々な価値観に触れられる(多様性を受け入れられる)
・決断力(全てを自分で決める)
・判断力(一歩誤ったら、事故に遭って命を落とす…)
・思考を整理できる(意識的に変えるのに3ヶ月、無意識にするのに3ヶ月、自然体にするのに…)
・感覚、直感を養える
・割り切る力がつく(諦めることも大切)
・捨てる勇気(シンプルになれる)
日常を非日常にしようとする、変化を求め続けるのが旅人。
デメリット
・人が多い場所が怖くなる
・一般社会との距離が開く
・燃え尽き症候群に成る可能性
・常識を押し付けられるのが嫌いになる
・マジョリティからマイノリティになる
・変な自信がつく(どこでも生きていける)
・周囲のプレッシャー(次の行動への期待から自分は燃え尽き症候群に繋がった…)
・定期的に自然の中に身を置かないと体調不良になる
・人工物に弱くなる(エアコン、LEDライト等)
・一般的なキャリア設計ができなくなる
旅人の部類の中でも、
自転車日本一周したことによるメリット、デメリット。
旅中は常に自分で考え、判断し、行動する。
だからこそ、生きていく力がついていく。
そして、旅という非日常を過ごしていても、いつかその旅が非日常から日常に変わる日が来る。
そうしたときに、非日常から日常に変わった、日常の中でも、また非日常を作り出すことが出来るのが、旅人。
刺激を求めて、変化を求め続けるのが旅人。
なるべく早く旅をすればいい?
学生のうちに出来るだけ旅をした方がいい!!
とは自分は思いません。
行きたい人は行けばいい。
行きたくない人は別に行かなくてもいい。
旅をすることに対して主体的に取り組めないのなら、自分が主体的に取り組める、別のことをやったほうがいい。
(ただ、自分に合うか合わないかを体験することは大切。)
旅を続けられる人と続けられない人がいるから…
(常識のある人が旅を続けることができる。コミュニケーション能力・情報収集能力が高くないと旅は続けられない。)
自分は社会人生活を2年送ったあとに旅をした。
銀行を辞めるとき上司に
「学生のときにやっておけばよかったのに」
て言われたけど、大学生のときにその考えは思いつかなかった。
それを受け入れられるようになったのが、社会人になってからだし、その価値観の変化も成長だと思う。
自分の場合には学生のときに行かずに、社会人を2年間経験してから日本一周してよかったと思ってる。
それが自分にとっては然るべきタイミングだったのかと。(何かをやるのに遅すぎることはない。)
銀行員時代で社会人基礎力を身につけた。
社会とは何なのか?仕事って何なのか?人って何なのか?
いろいろなことに触れ、考えることで、自分の基礎となるものが構築されていく。
そしてそこから自分の世界を、広げていく。
何もないまっさらな状態からではなく、
ある程度、社会というものが見えてから行く旅。
それは、また見え方が変わる。
だからこそ、自分は銀行員を2年間やってから旅してよかった、より実りあるものになったって思ってる。
おそらく学生の勢いとかで回っていたら、そこまで深く入ってこなかったことも多々あった。(自分の場合には。)
※学生のうちに旅することを批判してるわけではないです。むしろ学生のうちにそれを体験できることはいいことだし、うらやましい。ただ、自分みたいに社会人を経てから旅をする人は、それはそれでその旅の色んな要素に付加価値が付いてくるって言いたい。
旅人というキャリア
旅人は人と人、文化と文化、を紡ぐ存在
地域の人同士を、また別の地域の人を、自分というフィルターを通して、繋ぎ合わせる。
いろんな人の話を聞くことで多様な価値観、異なる世界観を持ち合わせる存在。
地域で色々なものを吸収して、また別の地域に移動し、様々なものを紡いでいく。
旅人はハブとして動く存在であり、軽々と壁を乗り越える越境者でもある。
旅をすると変化に対応できる、適応能力の高い人間が育つ。
これからの社会に必要なのは、安定という名の幻想にしがみつく力や忍耐力ではなく、変化に対応できる力。
それこそ、旅人というキャリアを経験すれば身につくもの。
もしキャリアを考えて、旅をためらっている人がいるのなら…
むしろ、今は旅することがキャリアになる時代だと思う。
(いやらしい話、銀行員→自転車日本一周っていうブランディング、自分でもおいしいだろうなーって思ってる笑)
1歩踏み出したいけど…どうすればいいかわからない。
て人がいれば、旅の回覧板に来ていただければ、そのきっかけになるかと。
毎回、社会に適合した旅人たちがいますので。
もしくは普通の会社員等で、多様性を受け入れられる人たちが。
次回は9月6日(水)19時〜@Guest house Fete
今回のテーマは南米。
興味ある人いれば、ぜひ。
投稿者プロフィール
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銀行員(2年)→旅人(自転車日本一周)→ニート→パラレルワーカー(27歳)です。WordPressによるHP制作、転職エージェント、フォトグラファー、動画制作のコーディネーター、その他諸々…を仕事としてやってます。
じっとしてられない性格なので…プライベートでもツリーハウスや旅関係のイベントだったり、いろんな活動をしてます。
また、日本二周目と称して、お世話になって人に挨拶しながら全国各地にも出没中。「日本なら2日あれば往復できる」が口癖。ブログでは「日本一周、イベント主催(旅・自然体験系)」などの自身の体験を基づくものを中心に発信。
自然人(自分の心に素直に生きて、他の誰かを輝かせるような人=直輝)としての生き方を模索中。
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