パラレルワークでも超大事!仕事の選び方!

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こんにちは!ライターの齋藤です。

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前回、「次は2つ目の仕事をご紹介します」と予告で終わりましたが、だいぶ間が空いてしまったので今回は「そもそもどうやって仕事を選択しているの?」という点をお話ししようと思います。

 

 

 

◆得体のしれない「仕事」という生き物◆

その前に考えたいこと。それは「仕事」とはなんなのか?

 

皆さんは「仕事」とは何だと思いますか?

 

以前、そのことを真剣に考える必要がある出来事を体験しました。

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(出展:ぱくたそ)

私がメキシカンレストランのマネージャー(正社員)として勤務していた時のこと。当時は私の店舗では売上も上がっており、ある程度の会社からの評価もいただいていて、少し適当に業務をこなしている自分がいました。そんなある日、業務用食材を扱う会社が数百社集まるフェアに招待いただき、参加してきたときのことです。

当日、受付で受け取ったネームプレートを胸から下げました。私の胸には大きく「メキシカンレストラン」と書いてあります。言うまでもないですが、メキシカンレストランということは和食も中華も出しません。

 

ですが、ブースを回っていくといたるところで様々な業者が大きな声を上げながら

「うちのエビチリを試食していってください!」

「弊社のわらび餅、めちゃくちゃおいしいんで食べてってください!」

などと呼びかけてこれでもかと試食させてくれます。私の胸の「メキシカンレストラン」というプレートを見ているのにもかかわらず、です。

 

絶対に買うはずのない商品を、頭を下げて試食してもらい、名刺交換をしてもらう。おそらく、自社の他の商品の営業にも繋げられるかもしれない、との思いもあったのでしょう。そんな光景を見た私は最初にこう思いました。

「なんでこんなに必死なんだろう。なんかカッコ悪いな。」

必死に自社の製品を試食してもらおうとしている姿を見て、「カッコ悪い」と思ってしまったのです。

 

しかし、次に思ったことがこれでした。

「でも、自分の仕事に必死なんだ。だから頭を下げれるのか。」

 

次第に自分とあてはめて考え始めます。

「それだけ本気になれること、必死になれることが今の自分にあるだろうか。いや、どれもそつなくこなしている自分がいる。スマートにこなそうとしている自分がいる。それって自分がなりたい像、やりたい仕事なのか?」

 

そして気づいてしまったのです。

「本気に、必死になれる仕事を1つもしていない自分。与えられているボーダーのちょっと上の成果を出しただけで満足している自分。そんな働き方・そんな生き方がしたかったんだっけ?あれ、なんか、俺のほうがめっちゃカッコ悪い!」

 

 

そうです。

自分が思う「カッコ悪い働き方」をしていた人が、何を隠そう「自分自身」だったのです。

 

 

 

◆「仕事」という生き物について真剣に考える◆

衝撃でした。フェアからの帰り道、今まで「カッコいい働き方をしている」と思い込んでいた自分のカッコ悪さに、涙が出てきました。

 

その出来事から、真剣に考えるようになりました。「仕事とは何か?」を。

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(撮影:harco)

それでは改めて、「仕事」とは何でしょうか?

 

 

 

◆ついに姿を現した、「仕事」の正体◆

私も今まで、アルバイト・正社員・契約社員・成果報酬型営業・経営者・業務委託・フリーランス・・・様々な雇用形態で仕事をしてきました。それぞれ、主となる商品やサービス、作業はほぼ同じだとしても、雇用形態やポジション、業務内容等で「責任」や「報酬・条件」が違います。つまり求められている「仕事」が違うわけです。

この答えは、まさに気づかせてもらった時代の現場、飲食店にありました。

 

「仕事」とはただの【役割】に過ぎなかったのです!

 

飲食は例えば、自分が玉ねぎを予定より早く切り終えたからと言って、隣で鶏肉を切っている同僚Aさんを助けることが必ずしも良いことではないことが多くあります。肉を切るには衛生上、野菜のまな板では切れません。包丁を変える時もありますし、手袋も変えます。その時間を使うよりは、鶏肉はAさんに任せ、自分は洗い物をしたほうが良い場合が多々あります。

 

この場合、

鶏肉を切る役割は「Aさん」の【役割=仕事】

であって

 

私の【役割=仕事】

 

ではないのです。(もちろん、トレーニング中であるとかお店が回っていないとか、イレギュラーはあります!)

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(出展:ぱくたそ)

つまり「責任」も「報酬・条件」も違う。それはなぜか。それは【役割】が違うからです。

もちろん法律上や立場上の上下があるケースはありますが、【役割】という観点から見ると「株主が上」「社長が上」「リーダー・マネージャー・正社員が上」などはなく、単に【役割が違う】だけなんです。

 

そこで本題に戻ります。「どうやって仕事を選択するか?」です。

 

 

 

◆「仕事」とうまく付き合う4つのポイント◆

私は4点のポイントのバランスを考えます。

 

1、そこに齋藤(自分)の【役割】は本当にあるのだろうか?

(人が足りないのでやってくれ、は齋藤ではなくてもいいわけです。)

2、自分ができることなのか

3、自分がやりたいことなのか

4、本気で取り組めるか

 

基本的にはこの4点が自分の中でクリアできたものをお受けしています。

 

ですが、どれか1つが足りなくても得たいものが得られる、経験したかった内容である、等々で受けるケースもありますので、あくまでバランスだと思っています。

 

もちろん、「仕事の選び方」に正解はないと思います。これが今の私の仕事を選ぶ基準です!

 

皆さんはどうお感じでしょうか?

投稿者プロフィール

齋藤 正樹
齋藤 正樹
広告業界⇒外資系金融業界⇒フィットネス教室/イタリアンレストラン及びメキシカンレストランの経営⇒保育士を育てる専門学校経営を経てフリーランスへ。現在は飲食コンサルタントをしながら、延べ2000名以上の参加者を誇る「スキル」と「スキル」を等価交換する会『WAZAWAZA会』を主催。また、東北と福島を活性化する会を立ち上げた。自身の経験を生かし『自分ブランド発見』『営業スキル』等のテーマでセミナー講師としても活動。
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