【ライター総選挙】バリキャリ志向だった私が、鎌倉のシェアハウスで「本当の自分」に気付き人生が変わった話

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はじめまして!孫田(ソンタ)博美です。


1989年 山形県に生まれる
2011年 横浜国立大学卒業、中小の人材派遣会社に入社。営業として勤務。
2013年 総合人材会社の新卒エージェント部門に転職。キャリアドバイザーとして勤務。
2015年 ビジネスネームを使用し、週末起業を開始。
2016年 週末起業を縮小。本名で発信活動スタート。若手コミュニティ「U32の会」立ち上げ。
2017年 アドバイザーから企画部門へ社内異動。

 

私は現在、会社員として働いています。

 

その一方で、32歳以下の若手が「一歩踏み出すきっかけをつくる」コミュニティ、

「U32の会」を立ち上げ、仲間とイベント・交流会を企画。

(U32の会:http://hiromi-sonta.com/u32/

 

さらに、個人で公式HPを公開。

OLが「自分の生き方」を模索するリアルな様子を発信しています。

(公式HP:http://hiromi-sonta.com/

 

なぜ、そんなことをしているのか。

 

それは、「”本当の自分”が、”生きたい人生”を生きよう」と伝えたいから、なんです。

 

 

自分を「みじめ」だと思っていた学生時代


私はもともと、「生きたい人生を生きる」ことを、強烈に意識して育ちました。

 

でも、長い間、自分の「生きたい人生」を勘違いしていたんです。

 

原体験になったのは、中高生の頃。

父が脱サラ・仕事もせずパチンコ浸けになり、急に実家が困窮しはじめたことでした。
私は、普通の家が羨ましくて、自分を「みじめだ」と思うように。

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(出展:ぱくたそ)

 

「このままじゃ人生台無しになる!」

 

そう思っていたので、高校一年から必死で進路情報を収集。

可能性が広い場所に行きたくて、東京のとある国立大学を目指すことに決めました。

 

でも、偏差値が全く足りない・・・。

 

そこからは怒涛の受験勉強を開始!

3年生のときなんて、起きている時間はほぼ勉強しているような生活をしていました。

 

 

 

「頑張れば、”みじめ”じゃなくなる!」


そんなとき、よく友達からこんな声をかけられていました。

 

「なんでそんなに頑張ってるの?」

「私は孫ちゃんみたいに頑張れないから…」

 

友達は、何気なく言ったんだと思います。

でも私は、「みんなに私の気持ちなんてわからない」と思ったんです。

 

それから、心の中で人と距離をとるようになりました。

 

親は頼れない。友達に流されてはいけない。

私は、ひとりで頑張るんだ。

 

いつしか、自然とその考えが当たり前になっていきました。

 

猛勉強の結果、志望校には現役合格。

「誰でも生きたい人生を手にできるんだ!」と思いました。

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(高校の卒業式。裏側ではいろいろ悩んでいました。)

 

一方、私の頭の中には、

「目標に向かって頑張る」=「人生の成功」という方程式が出来上がりました。

 

これが、後の私にどんどん重荷を背負わせるようになっていったんです。

 

 

 

ボロボロの社会人スタート


社会人になってからも、ますますこの方程式は強まりました。

 

最初に入った会社は、就活が上手くいかず、80社受けてやっと受かった1社でした。

 

最大連続勤務32日という労働環境と、ダメ出しばかりの毎日で心も体もギリギリ。

終電の中で、携帯で「過労死」と無意識に検索していたことも・・・。

 

「この環境を抜け出したい!」と思った私が考えたことは、

「目標に向かって頑張れば、ここから抜け出せるはず」ということでした。

 

仕事をしながらずっと、何か「目指せるもの」を探し続け・・・

 

ある「きっかけ」から「キャリアアドバイザー」になることを目標に据えるようになったんです。

 

 

 

キャリアアドバイザーに!奇跡の逆転成功


この仕事に就くべく、社会人二年目で転職活動を開始。

「契約社員」でしたが、念願のアドバイザー職で採用が決まりました。

 

それからは、「この仕事で成功したい」という強い想いのもと、仕事に没頭。

 

とにかく仕事第一で、夜遅くまで仕事。休日も仕事のことを考えるような生活でした。

ちょっと鬼気迫っていたな、と思います。

 

結果、毎月の目標を上回る成果を出し、全社表彰である新人賞を獲得。

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(全社表彰をしてもらったとき。)

 

正社員にも昇格。

「これが私の生きたい人生なんだ」「もう、“みじめ”じゃない!」と思っていました。

 

 

 

ふたたび、目標を探して・・・


でも、時が経つにつれて。

 

この仕事を「何十年も続けられるイメージ」が湧かないことに気付きはじめました。

また、社会人一年目のときのように目標がなくなってしまったんです。

 

「目標がなくなると、“みじめ”になる。」

 

この恐怖から、私はまた「目標探し」を開始。

大量の交流会やセミナーに参加するようになりました。

 

そこで、次に見つけた目標が、「個人起業」でした。

 

今は、SNSを使って個人でも気軽に集客できる時代。

 

会社に所属しなくても影響力をもつ起業家の姿に憧れて、

私も会社員をしながら「週末起業」をはじめました。

 

 

 

週末起業の行く末


週末起業は、得意だった文章力を活かした「プロフィール作成代行」からスタート。

途中から個人向けコンサルタントも始めました。

 

目標があれば頑張れる私は、本業を続けながら平日の朝夜・休日もフル稼働。

売上は順調に上がっていきました。

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(起業駆け出しの女子を集めてイベントしたり。未だにお付き合いのある、良い仲間に出会えました。)

 

でも、売上が上がっていくほど、迷いが生じていきました。

 

結局、起業したとしても、その働き方で何十年も生きるイメージがもてなかったんです。

 

 

 

私はただ、「強迫観念」で頑張っていただけ


本業と起業でヘロヘロになっていた私。

ついにここで、はじめて立ち止まって考え、あることに気付きました。

 

「生きたい人生」に向かって頑張っていないと、“みじめ”になる。

 

私のモチベーションの根底にあったのは、考えてみればこの「強迫観念」でした。

 

私はただ、“みじめ”にならなために必死になっていただけのこと。

じゃあ・・・

 

「私の“生きたい人生”って何だったんだろう?」

 

 

このときすぐに答えは出なかった。

でも、「一度、走るのをやめてリセットしたい」と強く思ったんです。

 

そんな衝動に駆られて、私は急に「断捨離」をはじめました。

 

 

 

人生の断捨離でみつけた「心の声」


片っ端から、不要なモノをゴミ袋へ詰めていく「断捨離」

 

それはまるで、ずっと背負っていた恐れ・疲れまでを捨てているようで。

不思議と身体も心も軽くなっていきました。

 

私は、どんどん断捨離が病みつきになり、

ついには家も捨てたくなって「シェアハウス」に住むことを決意しました。

 

そのとき、自然と思い浮かんだものが、「鎌倉の海辺に住みたい」という想いでした。

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(鎌倉の海は、こんな感じです。)

 

もともと、鎌倉の海には度々訪れたことがありました。

 

でも、鎌倉から職場までの所要時間は一時間半。

「住む」なんて考えたことはありませんでした。

 

でも。これがきっと、「心の声」が求めていること。

 

私はわずかな荷物だけを持ち、「鎌倉のシェアハウス」への移住を決めました。

 

 

 

鎌倉で出会った「本当の自分」


移住して、私は“生きたい人生”が少しづつわかるようになりました。

 

身の回りのモノが最小限になったおかげ。

「本当の自分の声」にどんどん気付けるようになっていったんだと思います。

 

象徴的だったのが、鎌倉に移住したばかりの頃。

はじめて家から徒歩で海へ行ったときのことです。

 

今まで感じたことがないくらい、心の底から「幸せ」だと感じて涙が出てきました。

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(家の近くの海。ただ、ここに居るだけで幸せです)

 

「これが私の生きたい人生だ」と、しみじみと思えたんです。

 

「目標に向かって必至に頑張らなくても、幸せに生きていける」

 

これは大発見でした。

 

そして、もう一つ大発見。

 

後で気付いたのですが、本当は私はずっと海が好きでした。

実は、小学校の卒業アルバムに「生まれ変わったら海の近くに住みたい」と書いていたんです。

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中高生以降、

私は必死に「生き抜こう」とするあまり、

純粋な心の声を忘れていたんだと思います。

 

ずっと“生きたい人生”を外に探し続けていました。

でも、本当はずっと私の中に埋もれていたんです。

 

 

 

私の「生きたい人生」


自分の“生きたい人生”を発掘できるようになり、私はあることに気付きました。

 

それは、「本当の自分」がわからなくなっている人が多い、ということ。

 

「常識」「周りの人」「憧れの人」など・・・

人は、何かと自分以外の人の生き方を辿ろうとします。

 

就職活動中の人も、普通に勤めている人も、起業家でも同じです。

 

でも、それは「本当の自分」ではない。

 

自分が心から望んでいない生き方を辿ったら、私のようにきっといつか苦しくなる。

 

「本当の自分」が生きたい人生に気付き、踏み出せる人を増やしたい。

 

 

そう思って、立ち上げたのが、「U32の会」。

同年代の若手が、「一歩踏み出すきっかけをつくるコミュニティ」です。

 

また、個人ではワークショップやセミナーを開催。

「本当の自分を知る」ことに焦点を当てた内容になっています。

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「ミッション発見セミナー」を開催したとき。20名ほどの方が集まってくれました。

 

 

 

「本当の自分」に気付いたから、会社員を選ぶ


今、私には、心から「やりたいこと」がたくさんあります。

 

コミュニティづくりもセミナーも発信も、もっともっと力を入れていきたい。

 

本当は、これらをガッツリやるなら、フリーランスの方がいいのかもしれない。

でも、私はしばらく、会社員でいることを選びました。

 

その理由は、私が好きなこの言葉が示してくれています。。

 

「早く行きたいなら、一人で行きなさい。

遠くへ行きたいなら、みんなで行きなさい。」

 

私はずっと「人に流されたら“みじめ”になる」と、個人プレイで生きてきました。

 

でも、私がやりたいのは、

「“本当の自分”に気付き、“生きたい人生”を生きる人を増やす」こと。

 

壮大すぎて、一人では到底、成し遂げられません。

 

この壮大な世界観にたどりつくためには、人の協力が必要なのです。

 

だから、「会社で“みんな”と協力する術を学び直したい」と思ったんです。

 

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私生活では、「海辺に住む」「コミュニティを作る」という

「本当の自分」の想いに従った生活を

 

もう一方では、「会社員」という

「本当の自分」とは少し違う働き方を。

 

今は、相反するこの二つの生活。

 

これは、いつか私生活も仕事も、

すべてが「“本当の自分”が望む”生きたい人生”」になるための準備です。

 

そう思えば、

会社勤めをする日々が、とっても有意義だし愛おしい。

 

ようやく「本当の自分」に気付いた私は、まだまだ道半ば。

だからこそ、その私が毎日少しづつ進む姿が、誰かの勇気になったら嬉しいです。

 

日々に閉塞感を抱える人に私の経験を届けたいです!共感してくださったら投票をよろしくお願いいたします(^^)

 

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投稿者プロフィール

孫田 博美
孫田 博美
人材会社で働く傍ら、若手が一歩踏み出すきっかけをつくるコミュニティ「U32の会」を発起・運営中。また、特殊な家庭の影響で身に付いた「何でも頑張りすぎる性格」に無意識で苦しめられていたが、鎌倉移住により一変。大好きな海に癒され、心地よく生きられるように。このことから、「本来の自分を開放し、心豊かに生きる人を増やす」を個人のミッションとして、自らのライフスタイル発信、1000人のカウンセリング経験を活かした「生き方」のコンサルティング、イベント企画などを行う。

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