【働き方を横断する】経営者→大学院生→サラリーマン

Pocket

こんにちは! パラレルキャリア通信のはなつーです。

 

普段は、会社員をしながらイベント作りを通じた、
現代人のためのサードプレイスをつくるコミュニティをやってます。
(自己紹介は詳しくはこちら→http://parallel-career.info/2017/05/09/tensyoku-houki/)

今回の記事は、

『現在京都大学大学院生でありながら、他大学での講演活動や、投資事業、バーの経営を行う』

など複数の仕事をかけ持つ佐野光さんに、インタビューを行ってきました。

 

 

起業や独立に興味があるけれど、怖い!

 

という方にとってはすごく楽になるし、背中を押される記事になりました!

『働き方にこだわらなくても良い!』

『そのときにあった働き方を選んでいくというのもアリなんだな!』

という気持ちになると思います。

 

内容は以下のようになっています。
①バーでの起業経験
②起業してみた結果
③今後について
④最後にメッセージ
⑤インタビューを終えて

「好きなことでいきていく」生き方のトークショーにて
佐野さん「好きなことでいきていく」生き方のトークショーにて登壇

 

①バーでの起業経験

バー起業のきっかけは何だったのでしょうか? 

僕、朝起きるのがほんとに苦手なんですよ。「バーだったら夕方まで寝れるかも」という、すごく甘えた動機で起業しました。笑

あとは、学生時代にホストクラブで働いていたことがあるんですけど、意外と向いていてナンバー2になった経験があったんです。その時に学んだ集客力とトークスキルはバー経営にも役立つだろうと考え、やってみました。

 

 

確かにバーなら夕方から働けますよね。笑  でもなぜバーに就職せず、起業されたのですか?

僕は情けないことに、与えられた「作業」をこなすのが下手くそで。

カラオケ屋でバイトしていた時も、いつも皿洗いと片付けが遅くて怒られていました。だけど創造性が求められる「仕事」をしている時はめちゃくちゃ楽しいし、評価されることもあったんですね。

 

だから自分の考えた計画やアイデアが社会で通用するのか実際に試してみたかったんですよ。

 

あとは、リスクの高い挑戦は20代の間にしておきたいとも思っていましたね。やっぱり年をとればとるほど背負うものが大きくなるし、失敗するのが怖いと思うんですよ。でも若いうちだと失うとしても貯金くらいでしょ。

うまくいけば就職するよりも良い収入が得られるし、失敗しても経験と知識と笑いのネタが得られるからどちらにせよお得なんですよ。笑

佐野さんが経営するバー(現在は閉店)
佐野さんが経営していたバー(2017年夏に閉店)

 

②起業してみた結果

実際にやってみていかがでしたか? 

バーの営業を始めてから、半年間はずっと赤字でした。僕の力不足で、従業員に迷惑をかけましたし、信頼している人が自分の元を離れて行くという経験もありました。毎日17時間働いていたので、吐血するし、血尿も血便もでるし、なんか血だらけでしたね。全然夕方まで寝れませんでしたよ!笑

 

だけどお客様方の支えがあって1年目からなんとかトータルで黒字化することはできました。それからは新たにスタッフも加わり、安定して経営することができるようになりました。

 

ただ、売上は好調でも運営して行く中で

従業員全員がやりがいを持って働くにはどうしたらいいんだろう?』

『ここから店舗を拡大していくにはどうすればいいのだろう?』

と次から次へと課題や疑問は湧いてきました。元々、知らないことが多すぎたんですよね。

 

そんな時にふと、

実務だけじゃなく学問や理論から学んでみよう

と思いつき、大学院進学を決めました。

 

 

大学院に進学されてみていかがでしたか?

よく「経営学は机上の空論で使えない」と先輩経営者の方々から言われることもあるのですが、僕はそうは思っていないし、費やした労力と時間に見合うだけの価値があったと思っています。

もちろん経験することが1番手っ取り早いのですが、人生80年しか生きられないじゃないですか。体系的に理解を深めるという点では理論から学んでみるというのも1つの手ではないでしょうかね。

京都大学の研究室にて
京都大学の研究室にて、研究の合間を縫って

 

他にも投資事業もされていらっしゃいますが、それはなぜでしょうか。

ビジネスに対する好奇心が強いことや、資産を分散させてリスクに備えたいことや、複数の理由があるんですけど…

 

1番の理由は、単純にこれが僕の処世術なんだと思います。ビジネスに限らず僕のいつものやり方なんですけど、

まずとにかく四方八方に種をまく

んですよ。

 

種をまき続けていくと、芽が出ないものと芽が出るものに別れるんですね。
つまり得意不得意が見えてくるわけです。

 

その中で

自分が得意なところを見つけると、そこに徹底的に水と栄養を与えるんです。

 

 

なんでもやってみないと分からないということですね。

そうですね。だからその分、中途半端に辞めてしまっていることも多いんですよね。
最近で言えば英会話学校に行ってみたものの、 2ヶ月で辞めてしまいましたね。あとはジム通いも3ヶ月でやめましたね。笑

 

そんな風に、向いてなかったり、飽きてしまうとわりとすぐに辞めますね。
だからこそ色々と種をまくことができるのかもしれません。

 

 

他にも、大学で講演をされていらっしゃますよね。ここではなにをされているのですか? 

卒業した大阪経済大学で毎年、年に一度講演をさせていただいています。僕の経験が誰かの役に立てばということで、機会を頂いたので、お話させていただいています。

テーマは新しいキャリアの作りかたや、選択肢の広げ方についてですね。

大阪経済大学にて講義を行う
大阪経済大学にて講義を行っている様子

実は今ちょうど、講演を聞いてくれた大学1年生を中心としたメンバー15名と共に新規事業開発を行なっているんですよ。

何をするかも全く決まっていない状態から始まり、最終的に島を貸し切って100人でキャンプをするツアーをおこなうことに決まりました。1年生が中心となって、価格交渉や集客、お客さんの行動設計などをおこなっています。サポーターとして、僕と同じゼミだった大経大OBの友人と、学長ゼミに所属している優秀な女の子に手伝って貰っています。

 

1年生達は本当によく頑張っていて、先日100名の集客を達成しました
イベントを終えた時に、

彼らに達成感と仲間を思う気持ちと誇りを持ってもらうことが僕の目標

ですね。

 

僕はバー時代に、信頼していたメンバーが離れていってしまったという大きな挫折を経験しました。そういうこともあり未だに『人をまとめること』に自信はありません。

だから今回集まってくれたメンバーと目標を達成する喜びを共有できれば、僕にとっても誇りになると思います。

佐野さんが代表をする新規事業運営チーム
佐野さんが代表をする、新規事業企画チーム(ほぼ大学一年生)

 

③今後について

今後はどのような道を歩まれる予定ですか? 

大学院を卒業した後は、就職して、サラリーマンとして働きます。経営者からサラリーマンになるという選択肢は、一見すると意外に見えるかもしれません。

 

でも僕はもともと、経営者になりたいと思って経営を始めたわけではなく、

面白いことがしたかったから、やってみただけ

なんです。

 

今回はサラリーマンをした方が面白いと思ったからそうすることに決めました。そんな風に横断的に経営者からサラリーマンという役割に移ったり、反対にサラリーマンから経営者に移るのは経験としても面白いと思いますし、今後も働き方としてもあっていいんじゃないかと思いますね。

 

 

サラリーマンを通じてどういったことをされますか? 

就職先は広告代理店です。めちゃくちゃ大げさですけど、僕は誰もが可能性を信じられる社会を創造したいと思っています。

バーで出会うお客様方やスタッフと話していると、環境や周囲の声に影響されてやりたいことを躊躇している人が沢山いたんですね。

 

僕も子供の頃に親を失ったり、家が裕福でなかったこともあって

「そんなんできるわけない」

みたいなことをよく言われていたんですよ。

 

でも僕は自信過剰気味なところがあるので

可能性と希望を持ち続けてたんです。笑

するとどんな環境でも楽しく生きていけるということを学びました。それでも多くの人に反対されると、自分の考えに自信を持てない人も多いと思います。

 

だから仕事を通じて、どっちが正しいとかでなく、答えの数そのものを増やしちゃおうと思っています。
これは個人の力では限界があるので、会社の力を利用しようと思っています。笑

 

④最後にメッセージ

最後にメッセージをお願いいたします。

僕も順風満帆ではないから偉そうなことは言えないですけど、

何かに挑戦したい人はとにかく種をまくことが大事

だと思います。

 

僕も人から「絶対にうまくいかない」って28年間で1000回以上言われてますけど、でも実際にはそのうちの3割くらいはうまくいっています。

いっぱい失敗することをなんとも思わないアホな方は僕の方法を参考にしてみてください。

 

佐野さんありがとうございました。

 

京都大学にて記念撮影
京都大学にて記念撮影

 

⑤インタビューを終えて

複数の仕事を持つだけではなく、佐野さんのように時間の経過とともに仕事や働き方を変えて行く。一つの生き方に囚われるのではなく、自ら動くことでたくさんの可能性があるということを感じさせられました。

そしてホスト時代にナンバー2になったことや、大学院への進学も一筋縄ではいかないことだと思いますがその一つ一つに結果を出し自信にして、またあたらしい生き方のチャレンジをされているとも思いました。

 

また、佐野さんはパラレルキャリアという道を目指していたわけではなく、おもしろいと思ったことを実践して行くうちに、自然とバー経営や、講演活動、投資事業、大学院生という風に複数の肩書きを持っていました。

とりあえず面白そう!と思ったらやってみて、種を捲いてみる。

そんな佐野さんの姿をみて、この「おもしろそう」を原動力に、枠にとらわれず肩書きを変えていくスタイルが、これからの多様性の時代で柔軟に対応していける方法なのだと思いました。

 

佐野さん、ありがとうございました!

インタビューを行った京都大学にて
インタビューを行った京都大学にて

投稿者プロフィール

花塚 直明
花塚 直明
1990年生まれ。大阪市立大学卒業。卒業後は進学を辞め、人力車車夫・訪問販売・イベント主催・ルート営業・ニートを経験。

現在サラリーマンの傍ら、社会人向けサードプレイス的活動を行う、third field communityの 代表。その中核企画である生き方のプレゼンイベントでは、過去4回のべ200人を動員。プレゼンターや会場のブッキング、デザイナー・スタッフ募集など、準備から開催まで一貫して行う、オリジナリティのある企画が好評を頂いている。
Pocket