独立・フリーランスでもなく社内起業 part3 ~社内起業のデメリット~

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前回は社内起業のメリットについて触れました。
メリットがあればデメリット(越えるべき壁)があるのは当然のことです。

今回は社内起業のデメリット(壁)について触れたいと思います。
前回に引き続き、石川明(著)『はじめての社内起業 「考え方・動き方・通し方」実践ノウハウ』によると、5つのデメリット(壁)があるとされています。

それは…
1.既存事業とのカニバリゼーション(社内競合)
2.過剰な保守意識
3.スピード感
4.危機感
5.インセンティブ
だそうです。

むむむ…ちょっと固いですね。
ひとつずつ紐解いてみましょう(^^)/

 

1.既存事業とのカニバリゼーション(社内競合)


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今会社にある事業とこれから社内で作る新規事業(社内起業)が重なるケースですね。
例えば「今ある商品・サービスよりも安価なものを市場に提供する」といった場合は
当然、今ある商品・サービスの顧客を奪ってしまう可能性もあります。

 

当然そんなことはできないので、既存の商品やサービスを意識して作る訳ですが
その点に意識が集中しすぎて、お客さんのことを見なくなってしまっては本末転倒ですね。

 

ちなみにテレビCMなどでおなじみのライフネット生命。
こちらはこの点におけるいい事例かもしれません。

もともと『ネットで生命保険を売る』ということはライフネット生命が初めてではありません。
かつて大手生命保険会社がネット販売を始めたのが起源でした。
しかし、上手くいきませんでした。

 

それはなぜか?
既存事業と競合してしまったからです。

大手生命保険会社で営業マンが売っている商品と
ネットで格安に売れる商品。

まさに社内で競合となってしまったため
既存事業を意識するあまり、リソースをあまり割けず、うまくいかなかった歴史があります。

 

ライフネット生命はその点を注視して
これまでの大手生命保険会社とは全く違った形で独立性を保って、
『ネットで生命保険販売』をメインとして成功したのです。

 

2.過剰な保守意識


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人は歳を重ねたり、長く関わり続けると愛着が湧いたり、保守的になっていったりします。
会社においても同じことはよくおこります。

 

『できることなら変わりたくない』という想いや考えを突破しないと社内起業は成功しません。
摩擦が起こることは当然と捉えて、
現状の課題・将来展望・変化の必要性を周囲に伝えるが大事です。

 

3.スピード感


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会社の規模が大きければ大きいほど、経営における判断と実行のスピードは遅くなりがち。
いくつもの階層があり、機能が細分化されているため、
それぞれの段階ごとに決済や確認、報告が必要になるからです。
中小のオーナー企業であれば社長の判断一つで進むことも、
大手企業であれば何人もの決済の確認が必要です。

 

ですが、新規事業には「スピード感」が必要不可欠。
いかに早く、トライ&エラーを繰り返すかが重要です。

 

会社ごとにスピード感は異なるものの
会社にはそれぞれの体内時計があり、その感覚を変えることは簡単ではないのです。
体内時計が遅い会社であれば、早くするための工夫が必要となります。

 

4.危機感


現状に対する「危機感」こそが、目の前にある壁を乗り越えるための原動力です。

しかし、大きな組織の中で、社内に危機感を持たせることは簡単なことではありません。
自身で市場に起きている様々な事実を社内に提示をして、
「変わらねば!」という意識を生み出すことが必要です。

 

5.インセンティブ


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独立起業のメリットともいえるストックオプション
このような金銭的なインセンティブの提供は社内起業では求めにくいものです。
一緒に社内起業をやってくれる人たち、周囲のモチベーションをあげるためには
金銭的な部分ではなく、各々の「やりがい」を知ることが重要となります。

・入社動機
・会社でやりたいこと
・仕事に対する誇り
など

各々に状況を把握して、それが満たされる仕事の機会を提供する必要があります。

 

これら5つのデメリット(壁)を意識しながら社内起業に取り組む必要があります。
いかがでしたでしょうか?
社内起業に関して少しまた理解が進んだのではないでしょうか?

いきなり独立起業!というイメージが沸かない方は一度考えてみてもいいのではないでしょうか?

 


【参考・参照】
◆参考著書
石川明
著書『はじめての社内起業 「考え方・動き方・通し方」実践ノウハウ

投稿者プロフィール

日比大輔
「やりたい」をもっと素直に実現したい!5年勤めたヘッドハンティング会社を16年7月に辞めて、現在は就活サポート・若手社会人のお悩み相談を受けています。新しい働き方のトレンドやまとめ記事など多種多様にブログで発信していきます。
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