独立・フリーランスでもなく社内起業 part2 ~社内起業のメリット~ 

Pocket

 

free3
(出展:pixabay)

前回、社内起業とはどういう事なのか?ということに触れました。

 

※前回の記事はコチラ!

独立起業・フリーランスでもなく社内起業 part.1

今回は社内起業のメリットについて書いてみたいと思います。

 

 

 

社内起業のメリットとは?

リクルートで「New RING」の事務局を7年務め、いくつかの新規事業を立ち上げこられた
石川明さんの著書『はじめての社内起業 「考え方・動き方・通し方」実践ノウハウ』に
ヒントが詰まってました。

 

独立起業と比べて社内起業のメリットは下記の3つ
1.資金(初期費用、事業運営のための現金、黒字化までの会社維持資金)
2.人材(採用による「数」と「質」の確保)
3.信用(新規取引の難しさ)
まずは

 

 

 

1.資金(初期費用、事業運営のための現金、黒字化までの会社維持資金)

free4
(出展:pixabay)

独立起業となると、
『自分自身の手持ちの資金(貯金)』
『銀行や金融公庫などの金融機関からの融資』
のどちらかで資金を得る必要があります。

 

自分自身の生活を維持させながら貯金を投資して事業を拡大させるのもなかなか難しいです。
また、融資を受けるためには様々な条件をクリアしなければなりませんし、利子の返済もせねばなりません。

明確に収益を作れるビジネスモデルがあったり、既に利益を出している状態ならば
ある程度返済の目途も立つと思いますが、そう簡単な話ではありません。

 

その点、社内起業であれば、他の事業部が収益をあげてくれている部分から
お金を借りていく形となるので初期投資や黒字化までの時間的余裕などもあり、
大胆な策を講じることもできます。
*自分自身の給料なども安定するケースが多いです。

 

 

 

そして

2.人材(採用による「数」と「質」の確保)

free5
(出展:pixabay)

ご自身でどんな事業を作るかにもよりますが、
営業、人事、経理、総務、法務、商品開発…
など事業を運営するには多くの分野の知見が必要となります。

 

自分自身ができる分野や時間は限られてくるので、当然これらの分野を担ってくれる
社員やパートナーが必要となりますが、人材採用は昨今のトレンドから見ても大変です。

 

ましてや創業当時は信頼できる人物、かつ一緒になって頑張ってくれる仲間が必要となります。
それを事業を作りながら集めるのはなかなか大変なことです。

 

社内起業であれば
そもそも各種の分野のプロが在籍しているため、各々の力を借りることもできるわけです。

 

 

 

最後に

3.信用(新規取引の難しさ)

free6
(出展:pixabay)

石川さんによれば、この『信用』こそが社内起業の最大のメリットだそうです。
確かにリクルート、パナソニック、博報堂などの企業の信用度は高いです。
名もなきベンチャーよりもこれまでの実績の積み重ねのレベルが違います。

取引をしてくれるお客さんも当然リスクを負うわけです。
『何かあった時のこの会社は保障できるのか?』
と当然心配になります。

社内起業であれば、もし何かあってもグループの本体が責任を取ってくれる。
という安心感もあるわけです。

 

 

これだけ見ると
なんで独立起業する人がいるの?

って疑問に思う方も多いと思います。
当然、社内起業にだってデメリットがあります。

次回は社内起業のデメリットについて書きたいと思います。

 

 

※次回の記事はコチラ

独立・フリーランスでもなく社内起業 part3 ~社内起業のデメリット~

 


【参考・参照】
◆参考著書
石川明
著書『はじめての社内起業 「考え方・動き方・通し方」実践ノウハウ

◆参照URL
ライフハッカー 起業したい人は知っておくべき「社内起業」のメリットとハードル

社内起業を成功させる秘訣とは 社内起業家3000名を育てたインキュベータに聞く

投稿者プロフィール

日比 大輔
「やりたい」をもっと素直に実現したい!5年勤めたヘッドハンティング会社を16年7月に辞めて、現在は就活サポート・若手社会人のお悩み相談を受けています。新しい働き方のトレンドやまとめ記事など多種多様にブログで発信していきます。
Pocket